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マニュアルとかメモって財産だって話

図書館で働き始めた僕に興味を持ってくる人がいる
カウンタースタッフとしてのマニュアルはしっかりしているが
やはり自分なりにまとめたマニュアルを作成して持ち歩いている
彼女はそれを狙っているらしい
見せても良いが見せるきっかけもないのに見せるのも気が引ける

本館での勤務時は1時間〜2時間ごとに作業内容がローテーションされていくシステムなので結構忙しない
ただ飽きなくて良いと周りは言う

僕のマニュアルを狙う彼女は、最近分館から出向する形でシフトがかぶるようになった
なんだか聞き上手というか質問上手というか前職はどんなことしてたのか、なんて他の人にはなかなか喋っていないことまで話してしまった
元エステシャンなんて言ってしまいキモいと思われなかっただろうか


8月に納涼会があるらしい
コロナ禍があけて昨年度、なんと3回も大々的な飲み会があった
大ボスが主催した納涼会と忘年会と学生バイトの卒業の送別会
今年の納涼会は図書館の館内ツアーのお疲れ会も兼ねているらしい

館内ツアーもマニュアルが配られる
本当にありがたい
そのマニュアルを個々人が自分で喋りやすいように手を加えているらしい
マニュアルを見ながらツアーをするというスタイルが苦手なので
できるだけ要点を暗記して自分の言葉で館内を案内するようにしている

それにしても今年度のツアーのピークは越えた模様
毎回のように緊張で汗だくになりながら笑顔を貼り付けてツアーしているので、まずはひとつ肩の荷が降りた気もしないでもない
これは今回の納涼会(館内ツアーのお疲れ会!)は行くしかないかな
華々しくツアーデビューを果たした彼女は納涼会参加するだろうか


最近、別学部の図書室のカウンターマニュアルの改変編集作業を請け負っている
これについても一家言ある
正直古参がこわい
僕がマニュアル編集作業していることを勘づかれてしまった
というかそもそも隠すなんておかしい


マニュアルつくりって面白い
体系的にまとめるって面白い

マニュアルとか作業メモって貴重な文化資源というか財産だよね
自分が残したものも見返すとなんだか自分の軌跡のように感じるし
他人が残した作業メモとか見るのが大好き
(しかしそんな機会にはなかなか恵まれないよね)
同じような人いるかな

だから
文人たちが残した初稿原稿だとか
それらにガシガシ手書きで書き換えてある原稿だとか
太宰治のノートだとか
人が思考した形跡を辿れるものが大好きなんだよなぁ


ま、職場のマニュアル作成は作業時間のリミットもらっていないのでもう少し作業楽しもう

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