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サントリー美術館 徳川美術館展 尾張徳川家の至宝

なんとも六本木って降りるだけで素敵な雰囲気…///
おしゃれして歩くだけで気分があがります

六本木 東京ミッドタウン内 サントリー美術館

【2024.8.11(sun.)】

六本木の滞在時間を約3時間と捉え、夕方からの予定の前に急遽押し込んで行きました
少し無理して時間をつくってでも行けて良かった!!
今回は、駅近こそ正義!というか単純に足を運びやすかったです



東京ミッドタウン ガレリア3階です

徳川美術館展 尾張徳川家の至宝

展示会タイトルの通り、徳川家康の九男 徳川義直を初代とする尾張徳川家にまつわる徳川美術館のコレクションが並んでいます

“絢爛豪華、ここに極まれり。”
なんて、最高にカッコいい煽り文句✧✧

この言いように相応しいコレクションが贅沢に並んでいます


徳川義直は、家康の九男ということもあって、大阪城で生まれたらしいです。だから生まれたときから尾張地方にも馴染があったのでしょうか
展示会冒頭のキャプションには、四男くらいの兄の没後に白羽の矢が立って…というようなことが書いてありました

徳川義直を題材にした小説とかないかなー?
今回の展示でとっても興味をもったので探してみようと思います



限られた時間であったことと、好きなもの目当てのものへの時間を巻きたくなかったため、興味のあるもののみをじっっっっっっっっっくり見るスタイルで観覧しました

今回は同行者がいたので、音声ガイドは利用せず、本当に自分の興味のあるものだけを気の済むまで見ようという十分な意気込みです

ちなみに同行者は展示会の順路通りに一通り流れるように観覧していました


お気に入りの作品を数点ご紹介します

展示室にはいると尾張徳川家についての概要とともに

《徳川家康画像(東照大権現像)》と《徳川義直画像》

がきらびやかに並んでいました
まず私はそこでかなりの時間を費やしましたね

《徳川家康画像(東照大権現像)模本(原本 徳川美術館蔵》


徳川義直の絵は載せることができず残念ですが
私、これの何が驚いたというか初めての体験をしたかというと

《徳川家康画像(東照大権現像)》 模本(原本 徳川美術館像)
《徳川義直画像》 拡大模本(原本 清浄寺旧蔵)

とありますが、両品とも
作者 桜井清香模写 昭和12年‹1937›
となっています

と、そこで改めて作品名に視線を戻すのでした

へぇぇぇぇ!!!!これ模写なの!!!???
誰が模写してるの???
しかもこんな現代人のような氏名の方が模写してるのの???
技術どーなてるの???え???

といった「?」の大行列で展示室の初っ端から一人ショーケースにへばりついて立ち尽くしていたのでした


簡単にキャプションにあった内容をまとめると
《徳川家康画像(東照大権現像)》 模本(原本 徳川美術館像)
《徳川義直画像》 拡大模本(原本 清浄寺旧蔵)

ともに、桜井さんという方が模写しているものが展示されている、と。

《徳川家康画像(東照大権現像)》 模本
に関しては、模写した原本が今も徳川美術館に所蔵されている

《徳川義直画像》 拡大模本
の方は、原本はもともと名古屋市中区にある清浄寺が所蔵していたが、第二次世界大戦の空襲で消失してしまった


今、私が見ているこの両作品は、昭和12年1937年に桜井清香という方が模写したもの、、、
この桜井清香、やまと絵画家で当時の徳川美術館の職員だった方だそうです!!!

いやなんかいろいろ驚きません??



源氏物語絵巻の昭和復元模写を作成したことで有名

wiikiより

私は新たに、自分の興味のアンテナを広くしてしまったような感触を手にしました

それに1937年模写、空襲で消失、だなんてギリギリ…(不謹慎)というか
奇跡的な作品なんだなぁと感じてしまいます
もう二度と模写すらできない可能性もあったんですから


大色紙 「はるくれは」

すごく心が惹かれた
胸が苦しいと思いました
記憶の中にしか残せないことがとても惜しい…
この大色紙のハンカチとか欲しい…

なめらかな字形で散らされた文字が、余白や料紙の文様と見事に調和している。

キャプションより抜粋

紀貫之が詠んだ一首を藤原公任が書写しているものです

はるくれは やどに まづさくむめの花
君がちとせの かざしとぞみる

紀貫之の一首

大河ドラマ『光る君へ』見てると、町田公任のあの美しい雅やかな後ろ姿をまざまざと想い出されるようでした;;;



国宝 源氏物語絵巻 《橋姫》


そして
そしてそしてそして

私にとっての最大の目玉はこちらの1点!!!
現存最古の源氏絵である《国宝 源氏物語絵巻》


展示換えシステムがもどかしい( ᐛ )全部見に行きたい

源氏物語絵巻4作品分のパネル解説が素晴らしく充実しており、そちらには結構な人だかりができていましたが、意外と現物には人が群がっていなくて、本当に何度も何度もじっくりと見ることができました

《橋姫》を見てきました

《橋姫》

見立絵の右側には雅を感じさせる文字がつらつら流れるように並んでおりました


見立絵の実物は、時代を感じさせる色味とカスカス感(←)があって
以前 紫式部日記絵巻を見たときにも感じた、このよくある(何色って言えば良いのか勉強不足ですが)淡いみどりの色が絶妙で、実物見る価値を感じさせる色味だなぁと思いました.。oO


展示替えによって
《柏木(三)》

《横笛》

《宿木(二)》

に出会うこと可能性もありました


個人的には宇治十帖好きですし、今年の初め頃にいった東京富士美術館であった源氏物語展で、宇治十帖からメインビジュアルが採用されていてとても印象に残っているので、なにかしら運命的なものを感じました
宇治十帖がますます大好きになるきっかけになる未来が視えるかもしれません




他にももう一つの目玉展示
国宝 初音の調度
もとても良かったです
こちらを目的に訪れる人もたくさんいるんじゃないかなぁと思います


お土産は一筆書きを購入


メインビュアルと同様の《柏木 三》の見立絵
ふふふ…

薫を抱く光源氏の心情を思うともう、、、ね、、





併設してるサントリー美術館カフェでちょっと良いあんみつ( 'ч' )♡࿐小休憩

【カフェ 加賀麩不室屋】
慶応元年創業の金沢の老舗
麩を現代的にアレンジした軽食や甘味が楽しめます



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このあと渋谷で呪術廻戦展でしたꔛ(ӦvӦ。).*・゚






恥を忍んでmemoを残します


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