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好きなことをやるのは大事だけど、好きなことだけだと厳しい
艇駆いいじです。
先日、こんなツイートをしました。
これまで、好きなことでお金を稼ぐには
— 艇駆(ていく) いいじ@『最速進化スライム無双』書籍化🔥 (@wtw_novel) May 22, 2021
①一流まで極める
しかなかったわけだけど、最近は
②様々なジャンルの力を掛け合わせる
みたいなスタイルが出てきた気がする。DJ社長は音楽だけじゃなくてYouTubeもやったからこそ、結果が出た。
今回の記事ではこのツイートを深堀りしつつ、好きなことだけでやっていくのって厳しそうだよね、という話をしていきます。
インターネットが普及する前の価値観
ツイートでも紹介した通り、昔は好きなことでお金を稼ごうと思ったら、一つのことを極める必要があったわけです。
インターネットの普及が情報の伝播を早めたことは言うまでもないと思うんですが、それは裏を返すと、インターネットが広まる前は口伝えか本・テレビでしか情報を得ることが出来なかった。
だから、例えば寿司職人になろうと思ったら、どこかに弟子入りしないといけなかった。そうなると人生の時間のうちたくさんを費やす必要があります。
自分の売っている商品(これは自分かもしれない)を差別化して、良さをアピールするには腕を磨くしかない。だから一流になろう、ということです。
それから、産業が発展していたのも特徴だと思います。右肩上がりだから、一生その産業に身を置いても問題なかったわけです。
時代は流れ、現在は
しかし、現在はというと、勝手が違います。
インターネットで情報のスピードが上がったことによって、そこそこの情報なら無料で誰でも手に入れることができるようになりました。
例えば僕で言うと、簿記の試験勉強をしていた時はインターネットのわかりやすいウェブサイトを使ってました。他にもYoutubeを開けば有名な経営者が無料で話していたりするわけですよね。
もちろん、一流の料理人とかは今でも弟子入りをする必要があるのは知っていますし、尊敬していますが…一つのことにポジショニングをする必要性はなくなっていくわけです。
誰でも情報を手に入れやすくなったので、クオリティが均一化してきます。絵師さんとかは、フォロワーの少ない人でもめちゃくちゃ上手かったりしますよね。
そして、経済が成長しているわけでもありません。
日本は人口が減少してきているので、この傾向はこれからも続くでしょう。だから、一つの産業にだけいても、続かない可能性がある。
そこで、様々なジャンルを掛け合わせるという考えが必要になってきます。
好きなこと×好きなこと
昔、レぺゼン地球(現:Candy foxx)のDJ社長が自分の半生を語る動画がありました。(現在は削除済み)
DJ社長は「音楽で世界一を取る!」と宣言し、まずは知名度を上げるためにYoutubeを始めたそうです。
これから大事なのはこういう姿勢だと思っていて…『好きなことをやるために、もう一つ好きなことをやる』というジャンルの掛け合わせです。
この掛け合わせのメリットは大きく分けて二つ。
まず、最悪自分が一番好きなことでお金が稼げなくても、もう一つのジャンルで稼げる可能性があるということ。
これは例えば、自分の好きなジャンルが狭き門だったり、成長が見込めなそうだなと思ったときにやるのがよさそうです。
お笑い芸人さんはおそらく、テレビや舞台で漫才をする姿に憧れを持っているんでしょうが、それは狭き門なんだと思います。だから、Youtubeをやることで広告収入を得て、活動を安定させることができる。
そして二つ目のメリットは、シナジーが生まれるということ。
さっきのDJ社長の例もそうですが、Youtubeで有名になったからこそ、音楽活動の知名度が上がって好きなことができるようになった。
その点、Youtubeは自分の好きなことを補足するジャンルとしては自由度が高い気がします。今ではイラストレーターさんやアスリート、芸能人もYoutubeをやっています。
終わりに
最後に、記事のまとめです。
1.インターネットが広まる前は、『一つのことを極める』風潮があった
好きなことで生活しようと思ったら、何年もかけてそれを極める必要があったわけです。
2.現在の価値観は、『様々なジャンルを掛け合わせる』
逆に、今好きなことで生活したかったら、他のジャンルのことに手を出して、二つのジャンルで成果を出すのがよさそうだぞ、ということです。
このトレンドはしばらく続きそうです。芸能人ですらYoutubeをやっているのに、他の人が一つのことだけやっていくのは厳しそうですね。
僕は作家をやっているわけですが、当然作家だけで生活は無理ですし、今のやり方ではどこかで活動が止まってしまうことはわかっています。
だからこそ、こういった発信活動をして、作家じゃない側面を出しています。
これが正解なのかはまだよくわかりませんが、応援していただけると幸いです!
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