その書き方、間違ってますよ。
いつもお世話になっております。艇駆(ていく)いいじと申します。
今回は、『僕が小説を書き始めた時にしたミス』を列挙して、その対策を紹介していこうと思います。「最近小説を書き始めたよ!」「小説の書き方がわからない!」「小説?そんなことよりジムだろ?」という初心者の方向けの記事になりますので、普段文章を書いている人には当たり前の内容です。よろしければ最後までお付き合いください。
今回のトピックはこんな感じです。
はじめに
はじめに、僕が小説を書き始めた時の話をしようと思います。そもそも僕は小説を読むのが苦手でした。読むのは好きだけど、下手くそって感じです。最初の数行はしっかり読んでいても、集中力が全然続かなくて、途中から「」内だけを読む、そういう奴でした。当然、そんなことで書き方が身につくはずもなく、高校三年生で「艇駆いいじ」という名義で小説を書き始めた頃の文章は、そりゃもうひどいもんでした。オデノブンショウハボドボドダ!
でもある日、親切にも書き方が間違っていると教えてくださった方がいました。そこから反省して、小説の書き方を直し始めました。僕の場合はたまたまいい人に会えましたが、こういうのって、人によって考え方が違うのでなかなか指摘しづらいんですよ。指摘されて、「全員が全員ルールに従わなきゃいけねえのかよ!?」みたいな感じで怒ってる人も見たことがあります。
だから、直接は言いづらいけど、こういう形でnoteで発信するのはいいな、と思い書き始めた次第です。僕が親切な方に教えてもらったように、今日は僕がルールをいくつか紹介できたら、と思います。
もちろん全員が従う必要はありません。後述しますが、ルールを守って書くと言うことは、読みやすくなるということなのです。だから自分はそのままでいいのであれば僕は強制する権利はありません。でも、読みやすいと感じてくれる人は確実にいます。
そもそも、なぜルールに従う必要がある?
「でも、小説の書き方をルールに沿って書く必要ってあるの?」と考える人もいるでしょう。確かに自分の小説であるので、直す直さないも自由です。
しかし、書き方のルールを守ることは、読みやすくすることです。
ゲームで例えましょう。ここに『マッスルクエスト』というRPGがあったとします。シナリオはあの伝説のシナリオライター、ダンベルフライ山田さんが書きおろした超大作。もちろん皆やりたいはず。
でも、肝心のゲームの動作が悪い・配色が見づらい・セーブ機能がない・そもそも上腕二頭筋が40センチないと起動しない、なんてことになったら大変です。これじゃ物語が良くても、読むことができないじゃないですか。
これと同じで、どんなに面白い文章でも、読みづらかったら意味がないのです。小説の書き方のルールを学ぶことで、読んでくれる人が増えたら嬉しいですよね。これこそが小説の書き方を学ぶ必要性です。
それでは次の章から、小説を書き始めた頃の僕がやったミスを紹介していきましょう。
艇駆が実際にやったミス
それではひとつずつ列挙していきましょう。今回は5つ紹介します。
①「」の文頭に空白を入れてしまった
例
「おーい、プロテイン」
文頭にスペースを入れるのはなんとなく常識な気がしますが、僕は「まあ、会話文の前にも入れておいた方が親切やろ!(てきとう)」という感じで、「」の前にも空白を入れていました。
やるならやるで、せめて統一したほうがいいかな、と思います。
②「」の中に。を入れてしまった
例
「筋トレをしよう。」
これも「」系のミス。途中で入れる分にはいいんですが、最後に読点を入れる必要はありません。
③「!」「?」をつなげて書いてしまった
例
「おはよう!今日もいい天気だね!?こんな日は!ジムにでも行って!筋トレしよう!」
「!」「?」の直後には、全角スペースを入れましょう。空白を入れないと、暑苦しい人みたいになっちゃいますね。まあこの例文の人は多分暑苦しい人なんでしょうけど。
④「…」「―」を単体で使ってしまった
例
「大胸筋…」と僕が呟いたその瞬間だった―
これはルールとして定められているかいないかがまちまちだったりするんですが、三点リーダーとダッシュを使うときは2個つなげたほうが無難です。あくまで読みやすくするのが目的なので。
ちなみに、「―」を2個つなげるというルールは、最近まで僕も間違えてました(笑) 3つ繋げてました。内緒です!
⑤空白を半角にしてしまった
例
僕の名前はダンベルフライ山田。
ダンベルフライ山田が再登場してしまいました。文頭に空けるスペース、「!」や「?」の直後に入れるスペースは全角です。
スマホで書いている人は設定次第でなってしまうかもしれません。ユーザー辞書で全角スペースが出るように設定しておきましょう。
以上が僕がやっていたミスです。これでもまだ少ない方で、僕は初心者がやりがちなミスはほとんど全部経験していると思います(笑)
終わりに
どうだったでしょうか? 「あ! 私もやってる!」というのはあったでしょうか。
僕がこの文章を書いたのは、「もっと早い段階で身近にこういうことを教えてくれる人がいたらよかったな」と当時感じていたからです。
冒頭にも書きましたが、小説には書き方のルールはあっても、「こうしなければいけない」という規則はありません。だからこそ指摘しづらいということもあります。
僕がミスっているという事実に気付くまでに、「あ、この文章読みづらいからやめておこう…」と思ってブラウザバックした人の数は計り知れません。だからこそその事実が悔しかったし、ふがいなかったです。
もし、紹介した5つのルールを今ミスしている人がいるとしたら、ぜひ検討してみてください。それから、もっと詳しく書いてあるサイトもあるので、調べてみるのがいいでしょう。
最後に、僕がこの記事を通して一番伝えたかったのは、「ミスをしてもぜんぜん恥ずかしいことじゃない」ということです。
僕は先ほど紹介した5つ以外にもたくさんのミスを犯しています。だからこそ、どれだけ自分がミスをしていたと気づいても、なかなか読まれなくてつらくても、全然大丈夫。僕の方がミスってます。
だからどうか、気持ちを切り替えて書き続けてみてください。小説の書き方は誰にでも書けますが、このメッセージは僕にしか――ミスをたくさんした僕にしか書けないことだと思うので、最後に伝えさせてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。またお会いしましょう。
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