心が折れかけた昨年度の自分へのメッセージ

はじめに

いつもお世話になっております。艇駆いいじです。

2月は逃げた!3月は去った!俺の強さにお前が泣いた!ということで、今回はタイトルにある通り、「昨年度の自分へのメッセージ」を書いていこうと思います。私事ですが、去年(2019年4月あたりから今日まで)は、大学一年生になったということもあり、新しい体験をたくさんすることになった1年間でした。そんな自分に、今の自分からメッセージを送りたい。この文章は、自分を見つめなおすという意味もございますので、わかりづらかったらごめんなさい。

大学生になった自分へ

2019年4月。あなたは関東の大学に入学しますね。最初に言っておきますが、あなたに友達はできません。大学の入学式や授業の時、あなたは近くに座った人に声をかけまくり、ラインをたくさん交換しますが、誰一人として親しい仲になる人はいません。恋人を作りたいとも思っていますが、彼女も出来ません。何もできなかった?できたのは肩のアウトラインだけです。

入りたいサークルが見つからなかったあなたはサークルにも入らず、孤独な日々を送ります。高校生活が楽しかっただけに、ショックを受けているかもしれません。残念ですが現実なので諦めてプロテインを飲みましょう。

ですが、そのおかげで本当に大事な仲間に気付くことができます。高校時代の友達は、どれだけ駄目なあなたでも認めて、受け入れてくれます。今の僕は、同級生たちが遊んでいる中、高校の友達と「絶対に成功する」と志を掲げて必死に小説を書いています。だから、無理をして輪に入ろうとしなくていいです。

また、ラインを聞くテクニックは後にかなり身になるので、そこも含めて自分をほめてあげてください。一応もう一度言いますが、彼女はできません。

バイトを始めた自分へ

2019年5月。あなたはファストフードチェーン店でバイトを始めますね。高校時代に部活やその他の活動で頑張ったあなたは、面接を担当してくれた店長にベタ褒めされて、いい気になりますね。そりゃもう、鼻がスカイツリーになるくらいいい気になります。「君をエースにする」と言われて、「じゃあ、この店救っちゃおうかな?」くらいの気になっていたと思います。

しかし、実際は全く仕事を覚えられない・ミスをする・陰口を言われるなど、理想とはかけ離れた現実に打ちのめされます。バイト先の臭いで胃が痛くなったり、ヤクザを名乗るお客様に脅迫されたりもします。当時友達ができなかったことも重なり、『自分には仲間など誰もいない』と考えますね。

でも、しばらく続けてみてください。バイト先の人たちが陰口を言っているのは、あなたではなくあなたのミスのことです。あなたは相手に自分を伝えるのが苦手なので、あなたのことを周りの人が理解できないのは当たり前です。ミスが減ってくるころには、あなたはバイト先の人たちの顔を覚えて、会話も少しずつ増えていきます。

今の僕は、バイト先に必要な人物の一人になっています。欠勤は一度もしていないし、バイト先の月間MVPを取ったり、「こいつはこういうキャラ」みたいなのが確立しています。事務所の鏡で二頭筋を確認している所を女子高生に目撃されて気まずくなるとう事件も起こる。一つ年下の元気な後輩も入ってきて、あなたは年長者の自覚を持つことになります。相変わらず仕事は大変だけど、見えているものは何倍にも、何十倍にも変化しているのです。

夏の自分へ

2019年8月。あなたは自動車免許合宿に通いますね。なんとなくわかっていたと思いますが、あなたに運転の才能はありません。身も蓋もない言い方に聞こえるかもしれませんが、ありません。ベルトさんが運転してくれることもなく、ただただ考えることを辞めることになります。

運転適性の結果は最悪で、ギルド職員……じゃなかった。免許センターの職員さんに俺TUEEEE!することもありません。すぐ緊張をするあなたはドライブの後ハンドルが汗で大変なことになります。お前は手でも洗ったのか?ってくらいビシャビシャです。楽しくない教習に加えて、合宿でも友達が出来ず、夜部屋でひとり泣いていますね。

でも安心してください。教習所の教官は皆いい人で、言い方はきつくてもあなたのためを思ってくれています。合宿の後半で声をかけてくれた年上の人と夜トランプをしたり、最終的にはとても楽しい合宿になります。

免許試験は一発で通り、合宿先でラインを交換した女の子と試験について話すこともできます。ちなみにその子とは何にもないので変な期待しないでください。

またあなたは前期試験の出来がボロボロで、絶対に落単したと母親に泣きつきますが、ちゃんとフル単なので安心してください。もうちょいサボれたな。

小説を書いている自分へ

2019年を通して。あなたは小説を書いていますね。残念ながら思ったような結果は出ません。書籍化もしないし、なんなら一度だってランキングで1位を取ることはありません。

でも、今の僕はとても真剣です。どうやったら読者に楽しんでもらえるか、読んでくれる人を増やせるかを毎日考えて、手を休めることなく小説を書き続けています。

5月ごろに電子書籍を出すことになりました。それにプラスして毎日の更新、アルバイト、プログラミングの勉強など、今の僕に立ち止まっている時間はありません。

そうなれたのも、去年度たくさんの人が僕に携わってくれて僕自身が愚直に小説と向き合い続けてきた賜物です。

今日の自分へ

2020年4月。今の僕はとても幸せです。去年度たくさんの挫折を重ね、その時の悔しさや辛さを覚えているからこその幸せです。

とにかく、毎日小説や勉強に打ち込める環境が幸せです。いつまでこの状態が続くかはわかりませんが、できるだけ長く続けていきたいと考えています。

そのためにも、結果を出す必要があります。ひたすらにインプットとアウトプットを繰り返し、強くならなければなりません。

5月に電子書籍を販売します。半年前から制作をしてきて、携わってくれた方々もいます。今までで一番気合の入った作品であることは間違いありません。

数字が全てではありませんが、僕はウェブで連載している作品は一番を、販売する作品は一部でも多く売りたいと考えています。

来月で20歳になる僕はまだ若く、前年度同様にミスや初めての体験をすることでしょう。それでも、今の僕がいるのはただひたむきに頑張って来たから。これからもさらに純粋に、そして愚直に行動をしていくしかありません。

僕は今年度、今まで以上に他人に優しく、自分に厳しい人間になりたい。

筋トレをしているのも、小説を書いているのもそれは同じです。僕は僕自身の目標を達成するために、日々全力を出せたかを問い続けたい。

終わりに

長くなりましたが、振り返りは以上です。辛かった思い出と、それを乗り越えた今を比べて、さらに自分の背中が押された気がします。

こんな僕ですが、まだまだ勉強することはたくさんあります。最後まで読んでくださった方がいらっしゃるなら、これからも応援をよろしくお願いいたします。僕が間違いをしていたり、無知だったら教えてください。決して否定はせず、受け止めたうえで判断することをお約束します。

長くなりましたが、最後まで読んでくださった方にリスペクトを。

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