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フルグラ批判から学ぶ、万人受けするものなんてないということ。

艇駆いいじです。

昨日、こんなツイートをしました。

引用元のツイートはたまたま見かけたものなんですが、どうやら巷では『フルグラ批判』というのが流行っているらしいです。

「フルグラは砂糖がたくさん入っているから、ダイエット向けではない」というツイートが元で、いろいろな意見が上がっているようです。

僕は趣味でボディメイクをしていて、減量をするときはフルグラは食べないです。ですが、食べたくなったら食べるし、周りの人がどっちのポジションを取ってもいいと思っています。

今回はフルグラの是非はどうでもよくて、『万人受けするものってないよね』ということを考えていこうと思います。

どんなものにも特徴がある

フルグラが好きな人の意見として、以下のようなものが見られました。

・朝忙しいときに便利に食べられる

・砂糖が入っているからエネルギーが出る

・食物繊維が入っていてお通じがよくなる

なるほど、確かに!って感じですよね。今回少し調べてみて、フルグラって忙しい人にとっては便利で美味しい食べ物なんだなと改めて感じました。

で、今回はこの『忙しい人にとって』というのが重要で…

確かに『忙しい人にとって』は便利な食事なんですが、例えば『ダイエットをする人』『ボディビルに向けて体重を落とす人』にとっては、優先して摂るべき栄養素ではないんですね。

逆に、健康的な食事の代表みたいなサラダチキンも、『ダイエットをする人』にとってはいい食事かもしれませんが、『朝忙しい人』『昼食が取りづらい人』にとってはカロリーがあまり摂れないから優先して摂るべき栄養素ではないと言えます。

要するに、どちらの食品も好きで食べている人はいるけど、特徴があるということです。

これはどの食材にも言えることで、その人の目的によって食べるべきものは十人十色で、万人が肯定するような食材はありません。

万人に適用することはできない

ようやく本題なんですが、この考え方ってなんにでも言えることだな…と思いまして。

例えば僕は『小説家になろう』でいわゆるなろう系という作品を書いているわけですが、この作風は『ディズニー映画が好きな人』よりは『電車の中でストレスを発散したい人』に好まれています。

だからディズニー映画のように独特な世界観を持ち出したり伏線を張ったりするよりかは、主人公が活躍するシーンを増やした方がメリットがあるわけです。

これは『貯金派か、投資派か?』『持ち家派か、賃貸派か?』みたいな議論でも同じことが言えますよね。その人のライフプランや、大事にしていることによって答えは変わります。

じゃあ、どうすればいいの?

このように、どちらかのポジションを取ると、もう一方のポジションに属することは出来なくなってしまいます。

今回の件を見て特に顕著だと感じたのが、例えば『健康のためにフルグラはやめた方がいい』と言うと、フルグラやそのメーカー、それを食べている自分まで否定されたと考えてしまう人がいるんだなということ。

Twitterは文字数制限があって、そういう人に向けて細かく説明することはできません。

例えばあなたが明日「(ダイエットのために)ケーキは食べない」と言った途端に、「メーカー批判ですか?」とか「この人は誕生日にもケーキを食べないんだ」みたいなことを言われる可能性があるわけです。

じゃあどうすればいいのかというと、僕の中での考えは二つ。

・ポジションを取ることを恐れないこと。

・他人に対して寛容に接してあげること。

かなあと思っています。

まず、前提として誰もがポジションを取っています。右の道に行ったら左の道には行けないし、朝食にサラダチキンを食べたらフルグラは食べられません。

どちらの道にも特徴があって、それが自分の生き方にとって良いことなら他人に何か言われても問題なし。そこで揺らいでしまうと、他人の人生を生きてしまうことになります。

前述したとおり、僕は小説家になろうで作品を連載しています。ありがたいことに感想をいただけるのですが、全てが肯定的でも否定的でもありません。

でも、それは人によって重視していることが違うから仕方ないんです。このときに、ポジションを取ることを恐れない。

そして二つ目は、受け手側にも言えることです。

自分の好きなものを否定している人を見たら、(この人は自分とは違う前提で生きている人なんだな)と考えてあげましょう。大抵の場合があなたのことを攻撃するために発信しているわけではなくて、個人的な意見です。

他人の考え方を認めてあげて、自分のポジションを取る。万人に適用されるものはありません。

おわりに

最後に記事のまとめをしたいと思います。

・『フルグラ批判』問題は人が何を重要視しているかの違いから起こった

ダイエットをしたい人と、朝忙しい人で同じものを食べる必要はなくて、どちらも尊重されるべきだと思います。

・万人にとって良いものはない。

物事には特徴があって、自分にとっていいものにポジションを取りましょう。

・大事なのは、『ポジションを取ることを恐れず』、『他人に寛容である』こと。

人によって前提が違うことを理解しておくことは大切です。

記事は異常です。長いこと『フルグラ』という文字と向き合っていると、フルグラが食べたくなってきますね。

今は減量中なので食べられないんですが、減量が明けたら食べたいと思います。チョコバナナのやつが好きです。

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