【ビーコル】ファイティングイーグルス名古屋戦に向けて予習をする話【いざ連勝街道へ】



〇はじめに



 前節のおさらい、という名の布教動画です。ぜひ。みなさま、100万回見てくださいね。





 前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦では、今シーズン初のホームでの連勝を果たしました。天皇杯のサンロッカーズ渋谷戦を含めれば、三連勝と上り調子にある横浜ビー・コルセアーズ。



 このままの良い流れで、連勝を少しずつ伸ばしていきたいところですね。そんなビーコルの次節の対戦相手はファイティングイーグルス名古屋(以下:FE名古屋)です。2節連続での名古屋のチームとの対戦になりますね。


 

 今回はそんなFE名古屋について調べてみたいと思います。




〇今シーズンのFE名古屋



 まずはいつも通り、今シーズンのFE名古屋のスタッツを見ていきたいと思います。





 スタッツを見てみると、数字の上では他チームと比べて低い順位となってしまう項目が多いようです。


 しかし、それは決してFE名古屋の実力を示しているものではありません。


 B1に昇格した初年度である昨シーズンのFE名古屋は22勝38敗という成績を残して、今シーズンもB1で戦っています。勝率でいえば、リーグ18位という成績でした。



 昨シーズンのスコアを見てみても、勝った試合は対戦相手の得点を抑えた、いわゆる守り勝つチームのようですね。


 


 その傾向は今シーズンも変わっておらず、長所であるディフェンス力をさらに高めています。


 平均失点が下がっていること、スティール・ブロックの高さもそれを示していますね。


 夏に日本代表としても戦ったエヴァンス・ルーク選手の離脱を受けながらもこの成績なのですから、FE名古屋のディフェンス力の高さが伺えますね。



 12月に1度復帰されたものの、再度離脱をしてしまっているようです。お大事になさってください・・・。




〇FE名古屋目線で今シーズンを考える




 ここからは、FE名古屋戦におけるスタッツを見ていきたいと思います。



 いつも使う表は非常に見にくいと思っていたので、少しだけ形を変えてみました。




 正直、見やすいのか自分ではよくわかりません。もっと見やすい形があれば、ぜひ教えてください。ビーコルのホーム会場で1杯おごります。



 まずは、シーズン全体でのFE名古屋戦でのスタッツをまとめてみました。平均得点・失点がほぼ同数字なので、確率などにも大きな差はなさそうですね。


 しいて言えば、FE名古屋は2Pシュートが多く、対戦相手は3Pシュートが多い傾向にある事、対戦相手のアシストが多めということくらいでしょうか。





 ここからは時期別に分けて見てみましょう。




 FE名古屋は今シーズン初対決で、どこで分ければいいのかわかりにくかったので、10~11月のバイウィーク以前とそれ以降の12月とで分けてみました。





〇10~11月のFE名古屋



 まずは10~11月のスタッツに注目して見てみましょう。


 10月~11月の成績は7勝7敗。ちょうど勝率50%になりますね。


 この時期のスタッツを見てみるとこうなります。



 勝率は50%ですが、若干対戦相手の方が平均得点が高かったようです。


 平均失点75.5点って大体リーグでも上位5番目くらいの少なさになるんですけどね・・・。


 FG試投数が攻守ともに63~64本程度なので、FE名古屋の方があえてスローペースな試合運びにしているのかもしれません。


 3Pのシュート成功率を29.3%と非常に低確率に抑えていることも、失点の少なさに結びついているのかもしれないですね。


 その一方で、FE名古屋も2Pシュートの成功率を抑えられてしまったことで、平均得点を上げるのに苦戦していたことがわかりますね。




〇12月のFE名古屋



 ここからはバイウィーク以降、12月のFE名古屋について見ていきたいと思います。


 12月の成績は5勝2敗と好成績で、直近の仙台89ERSとの試合は1勝1敗となっています。そんなFE名古屋の12月のスタッツをまとめるとこうなります。



 12月はエヴァンス・ルーク選手が復帰した3試合が含まれていることから、若干スタッツに影響があるかもしれないことを考慮したうえで、ご覧ください。



 12月のFE名古屋は平均得点は上がり、平均失点は下がると非常に良い傾向を見せています。


 オフェンス面では、FE名古屋のスティール・FG試投数が増えていて、2Pシュートの成功率が上がっています。一方のディフェンス面を見てみると、相手の2Pシュートの成功率を下げることが出来ています。


 


 そして、両チーム共通でアシスト・スティール・ターンオーバーが増えています。互いにチームでスティールからの速攻での得点が増えているのかもしれないですね(なお、ファストブレイクポイントは調べていません・・・調べておけばよかったですね・・・)。



〇個人的な注目点



 今回の個人的な注目点は「ビーコルはターンオーバーをせず、戦い抜けるのか」に注目して試合を見てみたいと思います。



 ビーコルは平均ターンオーバー数が9.9と、リーグで2位の少なさを誇っています(参考:1位は島根スサノオマジックの9.7)。



 一方、FE名古屋は全体的にスティールが得意なチームで、平均スティール数は7.9とリーグ3位の多さです。



 


 ジェレミー・ジョーンズ選手(平均1.8回)、川嶋勇人選手(平均1.7回)は個人で上位トップ10に入りますし、その他の選手もみなさまスティールが全体的に多めです。



 きっと、どこからでも手が出てくるということなのでしょう・・・こわいですね・・・。


 スティールでのターンオーバーが続くと、簡単な失点につながりやすいことはもちろんですが、流れや雰囲気も悪くなってしまいがちです。



 スティールが得意なFE名古屋と戦うと、そういった失点の場面も出てきてしまうかもしれませんが、ホーム開催の利を活かして、みんなで盛り上げていい雰囲気で戦っていきたいですね。




〇まとめ



・FE名古屋は守備がとてもいいチーム
・12月に入って、FE名古屋は好調な様子
・FE名古屋のスティールには要注意



 ディフェンスの良いFE名古屋相手ですが、あちらのバスケにお付き合いすることなく、自分たちのやりたい形で戦ってもらえると良いですね


 スティールに捕まってしまう場面もあるかとは思います。ですが、あせらず、ていねいなバスケットをしてもらえたらなと思います。 



 今節、ぼくは現地で観戦出来ないので、配信越しではありますが、ビーコルの活躍を願っています。



 天皇杯、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦の延長と体力的には非常にタフな時期だと思います。ですが、なんとかケガなく戦い抜いてもらえればと思います。



 今週もがんばれ、杉浦佑成選手。がんばれ、ビーコル。



 おわりです!

 

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