【滋賀レイクス】名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦に向けた予習・復習をする話


○はじめに



 滋賀レイクスは第30節のFE名古屋戦にて、2連勝をする事が出来ました。連敗も2でストップ。よかったです。


 その結果、降格圏内を再び脱出する事が出来ました。残り10試合、滋賀一丸となって、がんばっていきましょう。


 ぼくはFE名古屋戦をもって、今シーズンの現地観戦は最後となりました。大人しくネットに戻り、ほそぼそとレイクスの応援記事を書けたらいいなと思います。



 さて、今回は4/12の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下:名古屋D)戦に向けた記事となります。


 いつも通り、過去の試合を振り返ると共に、最近の名古屋Dの様子を調べてみたいと思います。




○今シーズンの名古屋D




○現在の状況




 さて、今シーズンの名古屋Dはここまで36勝14敗。前節の試合結果を持って、チャンピオンシップへの出場を確定させました。



 ただ、現状はワイルドカードでの出場となります。このままだと、初戦の相手が千葉ジェッツか島根スサノオマジック(いずれもアウェイ戦)となります。



 ホームコートアドバンテージの確保には「地区2位・3地区間で1位」にならなければなりません。



 その為には、現状では名古屋Dより順位が上である、琉球ゴールデンキングス・広島ドラゴンフライズを追い抜く事、アルバルク東京よりも多い勝利数となる事が必要です。



 名古屋Dはシーズン終了までに広島・アルバルクとの直接対決を控えていますが、当然他チームとの試合を落として良いとは考えていないはずです。


 むしろ、相対的に勝率が低く、過去3戦全勝しているレイクスからは確実に勝っておきたいというのが正直な所ではないでしょうか



 とはいっても、レイクスにも依然余裕があるわけではありません。


 なんとか、名古屋Dにも一矢報いて勝利をつかんで、B1残留へ繋げていきたいですね。



○スタッツから見る名古屋D


 
 さて、名古屋Dの最近のスタッツを見ていきたいと思います。


 いつも通り、シーズン平均とバイウィーク以降のデータをまとめてみました。こちらになります。



いつものやつです

 


 まず、名古屋Dのシーズン全体でのスタッツを簡単に紹介いたします。


・平均得点        リーグ2位
・FG成功率        リーグ3位
・3P成功率        リーグ3位
・オフェンスリバウンド  リーグ4位
・アシスト        リーグ1位
・スティール       リーグ1位
・ターンオーバー     リーグ10位(の少なさ)


 オフェンス能力が非常に高い事がわかりますね。

 もし外れてもリバウンドが獲れる、良いパスがアシストにつながって、シュート確率も上がってくる・・・最近のレイクスがこういう形になりつつありますよね。



 また、個人の主な成績はこんな感じです。


コディ・クラーク選手が平均得点20.0点(個人6位)、3P成功数124本(個人7位)、スティールは58本(個人20位)。

スコット・エサトン選手がオフェンスリバウンド148本(個人9位)。


齋藤拓実選手がアシスト266本で(個人7位)、平均アシストは7.2本(個人3位)。スティールは59本(個人16位)。

 また、アシスト・ターンオーバー比率(アシスト÷ターンオーバー)が3.325と非常に安定したパサーでもあります。レイクスだとテーブス海選手が2.473、キーファー・ラベナ選手が2.435となります。






○レイクス対名古屋D戦の復習



 ここでは、レイクスと名古屋Dの試合を簡単に振り返ります。3試合も行っているので、本当に簡単に振り返ります。


 なんなら、ここは飛ばして頂いた方が、精神衛生上は良いかもしれないですね・・・。



○初戦(11月26日)


 レイクス対名古屋Dの初戦は11月26日の試合でした。


 結果は55-98で43点差での大敗・・・。


 内容を簡単にまとめます。

・1Qで9-38と大差をつけられてしまった
・3Pを5/27(18.5%)に抑えられ、12/27(44.4%)で決められてしまった
・ターンオーバーを15本取られ、スティールを12回されてしまった


 最近は1Qから大きく放されてしまう事は少なくなりましたが、この頃は1Qから点差を付けられてしまう事もたびたびあり、辛い時期でしたね・・・。



○第2戦(11月27日)




 第1戦に続き、連戦での第2戦。


 この日も結果的には82-104で敗戦。


 
 第1戦よりは点差は縮んだものの、苦しい連敗となってしまいました。


 この日の内容はざっくりこんな感じです。


・前半は37-38とついていく事が出来たが、後半45-66と放されてしまった
・3Pを13/31(41.9%)で決める事が出来た
・合計リバウンドが25-44で大きく差を付けられてしまった




○第3戦(1月11日)


 直近の第3戦は1月11日。チームとしては11連敗中。



 Twitterでの雰囲気もあまりよくなかったように記憶しています。(当時はアウェー戦しか知らなかったので、ホームの雰囲気はわかっていませんでした)。


 そんな試合でしたが、結果は62-85。3連敗となってしまいました。


 内容を簡単に振り返ります。


・1Qに10-26、3Qに12-24と立ち上がりに苦戦
・3Pを7/26(26.9%)に抑えられ、10/23(43.5%)で決められてしまった
・FG全体でも24/69(34.8%)に抑えられてしまった


 今シーズン、ここまでの3試合を振り返ると、正直数字の面では、かなり差があったのかなという結果となってしまっています。



○最近の名古屋D



○過労が心配される名古屋D




 さて、最近の名古屋Dですが、まず第一にあげられるのは負傷・体調不良の選手が続出してしまっている事です。



 みなさま、お大事にされてください・・・。ケガはないに越したことがないですね。ほんとに。



 ケガ人が続出した結果、残された選手のプレータイムが大変なことになってしまっています。



 最近の名古屋Dの選手のプレータイムをまとめてみました。試合の横に30分以上出場した選手を記載しています。


 また、試合の80%(32分)以上出場した選手は、赤くしました。それをまとめるとこうなります。


名古屋Dの出場時間グラフ


 これを見ると、コディ・クラーク選手・中東泰斗選手・須田侑太郎選手プレータイムが極端に長い傾向にある事がわかります。



 特に3/22は中東選手39分、須田選手38分の出場であったり、4/9は4選手が32分以上出場するなど、まるで学生バスケのようなプレータイムになっています。


 本当に、カラダには気をつけて下さいね・・・。名古屋Dの選手のみなさま、大事をとってレイクスとの試合はお休みいただいても、ぼくは一向にかまいません。ええ、みなさま選手の体調が第一ですからね。



○バイウィーク以降に活躍する名古屋Dの選手


 ここでは、バイウィーク以降に活躍している名古屋Dの選手を簡単に紹介したいと思います。



1.中東泰斗選手


 まずは、名古屋Dで大車輪のフル稼働を見せる中東選手から。


 シーズン平均でのプレイタイムが27:00に対して、バイウィーク以降出場した11試合は全て30分以上出場しています。


 シーズン平均得点も7.8に対して、11.0に上昇。
 3Pの成功率も30.2%から34.2%に上昇。

 
 プレータイムが増えてハードな状況の中でもしっかりと結果を出していますね。



2.須田侑太郎選手


 中東選手と並んで出場時間が長いのが須田選手です。


 バイウィーク以降の12試合にフル出場し、10試合に30分以上出場。


 平均プレータイム24:20と比較すると、出場時間が大幅に増えていますね。


 平均得点も8.6点から9.9点へ増加。中東選手・須田選手の健康状態は今後の名古屋Dを左右しそうですね。



 3.中務敏宏選手


 名古屋Dのベテラン中務選手も忘れてはいけません。
 

 バイウィーク以降は10分以上のプレータイムを安定して確保しており、3Pも15/30(50.0%)で成功させています。


 チームの苦しい時期をベテラン選手が助けてくれる、渋い活躍を見せてくれていますね。


 もちろん上記3選手以外の選手も少ない人数の中、非常にタフな試合をしていますが、個人的に気になった3名をピックアップさせて頂きました。




○まとめ



・名古屋Dとの最後の試合、一矢報いたい
・1Qの出だしで放されない事がなによりも大切、3Pをしっかり決めたい
・名古屋Dの選手は過労傾向、人数差を活かして、走るバスケが出来るとよさそう



 相手は人数が少なくても、ハードに戦って勝ち星を重ねている強敵ですが、齋藤拓実選手やレイ・パークスジュニア選手が不在の影響は決して小さくないはずです。


 B1残留の為にも、名古屋・琉球・広島と続く4試合、1つでも多く勝利を重ねていけるようにがんばっていきましょう。


 

 名古屋D戦は、今シーズン最後のホームでの水曜日ゲーム。ぜひとも勝利を!がんばれ、レイクス。

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