【滋賀レイクス】バンビシャス奈良戦に向けて予習・復習をする話②【ギリギリ】
〇はじめに
先週末、ベルテックス静岡にくやしい2連敗を喫した滋賀レイクス。前節はプレーオフ出場を決めた熊本ヴォルターズとレギュラーシーズンラストの対戦。
アウェー熊本の地での試合でしたが、なんとか勝利をあげることが出来て、連敗もストップとなりました。
ですが、熊本には負傷者も多くフルメンバーでの試合ではなかったこと、ジャスティン・バーレル選手が退場となってしまい、次節のGame1に出場できなくなってしまう等、課題も残る試合となってしまいました。
個人的には、序盤の山本翔太選手が本当にすごかったですね。完全にゲームを支配されてしまうのではないかとびくびくしながら観戦していました・・・。あと、ラストのプレスディフェンス。
勝利を飾れたことは素直に喜び、課題については今後の試合・プレーオフで向き合って、1つずつ改善していきましょう。1試合だけで終わらない、リーグ戦のメリットをしっかりと活かしていきたいですね。
そんなレイクスの次節の対戦相手はバンビシャス奈良。12月以来の対戦となります。今回はそんなバンビシャス奈良について調べてみました。
奈良戦では、過去の試合の予習記事に加えて、感想記事も出していたので、お時間があればぜひご覧ください。
〇今シーズンのバンビシャス奈良
まずはいつも通り、今シーズンのバンビシャス奈良について見ていきましょう。現在、バンビシャス奈良は20勝32敗でB2西地区の6位に位置しているチームです。
3月以降の成績にしぼってみると、4勝5敗。後述しますが、直近の対戦ではライジングゼファー福岡を相手に見事な勝利をあげていて、チームにも勢いがついただろうことが予想されますね。
スタッツ面に目を移してみると、全体的にスタッツはB2のリーグ内で低めに出てきてしまっています。
ですが、それはバンビシャス奈良というチームが「選んで」スローテンポに戦っていると考えられそうです。
基本的にはスローテンポに戦うチームはスタッツ上は数字が小さくなる傾向にあります。
スローテンポな試合にすると、シュート回数が少なりがちで、そうなると攻撃回数も少なくなり、比例して得点等も少なくなりますからね。
バンビシャス奈良は得点が少ない傾向にあるものの、失点も少ないチームです。
ここから考えるに、バンビシャス奈良は得点力がないのではなく、自分たちでペースを落としてスローテンポなゲームメイクをしていると考えられそうですね。
また、最近の傾向として日本人選手はシュート本数・得点にメリハリがあることが多いようです。日替わりでシュートの多い選手が変わるようなので、調子のいい選手にボールを集めようとする傾向があるのかもしれませんね。
そうなると、最初の1~2本目をしっかりと守れるかがカギとなりそうなので、イージーなシュートは打たせてしまわないようにチェックに行くことが重要ですね。
〇直近の福岡戦を振り返る
最近のバンビシャス奈良を振り返るにあたって、直近の試合については、取り上げておくべきでしょう。
西地区2位のライジングゼファー福岡相手に30点差近くを付けた見事な勝利を収めています。なんと1試合を通して、42失点に抑えていますからね。
スタッツを見てみると、シュート本数には大きな差をつけられてしまったものの、ディフェンスでゲームを作っていたことがわかりますね。
ライジングゼファー福岡の今シーズンのシュート成功率を考えても、非常に低確率に抑えたことがわかりますね(参考:FG全体45.0%、2Pは52.7%、3Pは33.4%)。
福岡の選手たちの誰にも2ケタ得点を許していません。チームで守り切ったという事が言えそうですね。
データを添付してはいませんが、ディフェンスリバウンドを41本も取っています。福岡のオフェンスリバウンドは10本と、奈良がセカンドチャンスを与えないことを徹底していたのでしょう。
〇バンビシャス奈良の注目選手
〇キャメロン・ジャクソン選手
ここからは、バンビシャス奈良戦での個人的な注目選手を簡単にご紹介させていただきます。まずは、C/PFのキャメロン・ジャクソン選手から。
シックスマンとして出場することが多いこの選手は、チーム4番目の平均11.5得点をあげています。本数はそこまで多くありませんが、3Pも打てる選手です。
平均18分程度の出場で、チームでは7番目の出場時間ですが、シュート本数はチーム4番目の多さとなります。
そこから考えるに、キャメロン・ジャクソン選手が出場している時間帯には、かなりジャクソン選手にボールが集まっているのだと予想されます。
シュートエリアを見てみると、インサイドでのシュートがかなり多くなります。Game1にはジャスティン・バーレル選手が不在なので、川真田紘也選手の役割も多くなりそうですね。
また、ミドルシュートが比較的成功率が低いようなので、体を張ってインサイドに押し込ませず、少しでも難しいシュートを打たせるようにしたいですね。
〇林瑛司選手
続いてはSFの林瑛司選手です。過去記事でも何度か取り上げさせていただいた選手ですね。
今シーズンは平均11.7得点、日本人選手としては新潟アルビレックスBBの高橋克実選手に次ぐリーグ2位の成績を残しています。
みやもんこと宮本一樹選手もそうですが、林選手もファイティングイーグルス名古屋から今シーズン移籍した選手であり、ともに役割を大きく増やしていますね。
充実したシーズンを過ごせていますし、二人のキャリアにとっては良い移籍であったということが出来るのではないでしょうか。
ちなみに、今シーズンのレイクス戦では4試合で63得点、平均で15.8得点を林選手に許してしまっています。
試合ごとに得点には波がある傾向があるようですが、ボールを集めると20点近くは取れる攻撃力の高い選手なので、しっかりと守りたいですね。
〇まとめ
・奈良はスローテンポなバスケを徹底している
・福岡を42点に抑えるDF力、調子もよさそう
・調子のいい選手にボールが集まる傾向?最初のシュートをとめよう
さて、現在Game1の当日の朝7時45分です。ギリギリすぎますね・・・反省です。
ハードな日程が続いたレイクスですが、今節を乗り切ればここからは週末ゲームが続くのみです。選手たちは体力にも少し余裕が出来るでしょうから、コンディションも整えられそうですね。
いよいよラスト8試合となります。現状では西地区優勝までのマジックは6となっていますが、まだまだ順位はわかりません。
来週にはアウェー福岡でのライジングゼファー福岡との直接対決も控えています。来週の試合が天王山となる事はまちがいないですが、その試合にいい勢いで乗り込むためにも、今回の奈良戦をしっかりと戦いたいですね。
Game1ではジャスティン・バーレル選手が不在となります。当然簡単な試合にはならないと思いますが、まずは今日のGame1を勝ち切りたいですね。川真田紘也選手や宮本一樹選手の体を張ったインサイドに期待ですね。
バーレル選手は来週のプレータイムも非常に多くなるでしょうから、Game1はコンディション調整のための不在くらいの気持ちでバーレル選手にどんと構えてもらえるように、他の選手・ブースターみんなでがんばっていきたいですね。
今週もがんばれ、レイクス。
おわりです!
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