【ビーコル】千葉ジェッツ戦に向けて予習をする話【連勝ストッパー?】




〇はじめに


 前節、サンロッカーズ渋谷との対戦は横浜ビー・コルセアーズが勝利。


 天皇杯を含めた5試合を終え、(CSでの対戦がなければ)今シーズンの渋谷との対戦は全て終わり、ビーコルは3勝2敗と勝ち越しが出来ました。


 ぼくは配信で試合を見ていたにすぎませんが、ビーコルブースターの方も多く現地へ行かれ、大きなブーストをされている様子を見ることが出来ました。非常に大きな一勝だったと思います。


 そんなビーコルも次節を終えれば、バイウィークに入ります。ここで日本代表活動もありますが、チームとしてはまとまった時間を取ることが出来るはずです。


 コンディション調整、トレーニング、スカウティングとやることはたくさんあるのかと思いますが、有意義な時期にしたいところですね。


 ですが、そんなバイウィークにも前向きな気持ちで入るためには、試合をいい形で終えることが必要になるでしょう。


 今回はそんなビーコルがバイウィーク前に戦う最後の対戦相手、千葉ジェッツについて調べてみました。




〇今シーズンの千葉ジェッツ



 まずはいつも通り、今シーズンの千葉ジェッツについて見ていきましょう。現在の千葉ジェッツは24勝13敗、B1東地区の3位に位置しています。


 現在リーグ戦はなんと11連勝中。2024年に入ってから、なんと負けなしです。すごい。37試合終了した記事作成時点では、ワイルドカードの上位の位置にいます。


 そんな千葉ジェッツの今シーズンのスタッツをまとめてみました。千葉ジェッツ・対戦相手それぞれの目線でスタッツを見てみましょう。



 こうやって見ると、各スタッツの項目もリーグ上位、青くなっているものばかりですね。また、スタッツを比較する中で、リーグ下位の成績のものは赤く色を付けていますが、赤い項目がほとんどありません


 大まかに千葉ジェッツについてスタッツから見てみると、以下の特徴があると言えそうですね。


【千葉ジェッツの特徴?】
〇オフェンス
 ・平均得点、FG試投数が高く、ペースが早め
 ・3Pが多め、一方シュート成功率の面で若干苦戦傾向
 ・ターンオーバーが少ない、安定したバスケをしている
〇ディフェンス
 ・3Pを高確率で決められてしまっている
 ・対戦相手のターンオーバーを多く引き出している
 ・ブロックも多い
〇その他
 ・相手のフリースロー成功率が非常に低くなっている
   →ブースターのプレッシャーがすごい?


 最後は、ちょっと冗談っぽくなってしまいましたが、どうなのでしょう?今シーズンを通して、対戦相手のフリースローを非常に低確率に抑えているわけですからね。ジェッツブースターのみなさまのプレッシャーはそれほど強力なものなのでしょうね・・・すごい・・・(すごくほめています)。



〇時期別に見る千葉ジェッツ



○10〜12月の千葉ジェッツ


 ここからは千葉ジェッツについて時期ごとに分けて見ていきたいと思います。1月以降は現在11連勝中と非常に好調なので、10~12月、1~2月と時期を分けて千葉ジェッツについて見ていきたいと思います。



 まずは10~12月から。この時期は13勝13敗と勝率はちょうど半分。昨シーズン、CS準優勝、天皇杯優勝といった成績を残した千葉ジェッツを応援しているみなさまからすれば、やきもきした時期だったのかもしれません。


 10~12月のスタッツをまとめると、こうなります。


 こうやって見てみると、勝率が50%ということで平均得点・失点はほぼ同じくらいになってますね。


 12月までのジェッツ戦では対戦相手の3Pが多く、高確率で決められてしまっていたことから、対戦相手に得点が高くなってしまっていたと言えそうですね。


 また、千葉ジェッツ自体のシュート確率がなかなか上がってこなかった部分も苦しかったのかと思います。



 シーズン序盤に苦戦した理由の一つに千葉ジェッツの過密スケジュールもあるかと思います。夏のW杯日本代表へは富樫勇樹選手、原修太選手が参戦。



 W杯期間中はもちろん、日本代表での合宿期間、強化試合等もありましたので、長い時間を代表活動に割いて下さったはずです。


 代表活動が終わると、すぐにプレシーズンマッチやチームトレーニングがあったので、オフシーズンも相当忙しく、チームの練習に例年よりも時間を割きづらい、タフなスケジュールだったはずです。



 しかし、これだけであれば他の代表選手も同じ条件なのだからと言われてしまうかもしれません。千葉ジェッツはそれだけではありません。 


 シーズンが始まってからはEASL(東アジアスーパーリーグ)へも参戦しています。2022-23シーズンの優勝・準優勝チームである琉球ゴールデンキングス・千葉ジェッツは10月より本リーグにも参加。毎月1~2試合、東アジアの強豪チームと試合をしています。


 特に、12月までの期間に、同大会でのアウェー戦が3回あり、海外で試合を行っています。現在、無傷の6連勝中ではありますが、相当に負担も大きくなってしまっていることでしょう。ブースターが少し遠征するだけでも大変なんですから、海外まで試合をしに行って、とんぼ返りで日本に帰ってきてまた試合・・・絶対つかれちゃいますよね・・・。


 
 

 そんなタフなスケジュールで戦う千葉ジェッツ。当然影響も大きく、秋から冬にかけて、かなり多くの選手がケガをしてしまっています・・・。


 ケガ人が続出してしまっていた事も、メンバーの入れ替わりやローテーションの変更などでの負担も多くなっていたのではないでしょうか?



○1〜2月の千葉ジェッツ



 さて、2024年の千葉ジェッツについて見ていきましょう。1月以降の千葉ジェッツは負けなしの11連勝中。すごいですね。


 そんな千葉ジェッツの最近のスタッツを見てみるとこうなります。


 最近の千葉ジェッツの試合を見てみると以下の特徴があると言えそうですね。

【最近の千葉ジェッツの特徴?】
〇オフェンス
 ・FG成功率が大幅に上昇して、平均得点がアップ
 ・少ないターンオーバーがさらに少なく抑えている
 ・相手にブロックされないオフェンスが出来ている?
   
〇ディフェンス
 ・相手に3Pの本数自体を少なく抑えている
 ・対戦相手のターンオーバーをさらに多く奪っている
 ・ブロックも多い

〇その他
 ・相手のフリースロー成功率は戻ってきている


 注目すべきは、得失点差ですね。直近の平均得失点差は+13.8点。


 シーズン全体の得失点差との比較にはなりますが、他チームでこの水準のチームはアルバルク東京(+14.1点)と三遠ネオフェニックス(+13.8点)の2チームのみです。その次に得失点差が高いのが宇都宮ブレックス(+10.8点)なので、いかに最近の千葉ジェッツが素晴らしい試合をしているかがわかりますね。



〇個人的な注目点



 最後に、個人的な注目点について簡単に紹介します。


 普段は対戦相手の選手だったりを紹介することが多いのですが、今回はめずらしくビーコルについてです。


 ずばり「連勝ストッパー」としてのビーコルが見られるかどうかですね。


 今シーズンだけを見ても、何度か他チームの連勝をビーコルが止めていますね。



 10月21日には開幕以降無敗だった琉球ゴールデンキングスの連勝を4で止め、初の黒星を与えることに成功しました。


 12月30日には8連勝中であったシーホース三河の連勝を止めています


 そして、前節2月7日にはホーム11連勝中であったサンロッカーズ渋谷の連勝をストップすることが出来ました。


 今度の千葉ジェッツも現在11連勝中。非常に強力なチームであることには疑いの余地もありませんが、ビーコルのジンクス的には千葉ジェッツとの対戦は意外と悪くないのではないでしょうか。


 サンロッカーズ渋谷戦でのいい流れを維持して、千葉ジェッツの連勝をストップさせて、いい形でバイウィークに突入したいですね。



〇まとめ



・最近の千葉ジェッツは絶好調
・スリーポイントを打たせないディフェンスは驚異
・インサイドのブロックも多いので、スペーシングに注意
・連勝ストッパーのビーコルの活躍に期待



 東地区の強豪チーム、千葉ジェッツと戦うビーコル。

 関東内の、3連休の試合という事で、横浜から参戦される方もたくさんいるとうかがっています。熱いビーコルブースターのみなさまが見に行ってよかったと思えるような、いい試合が見られることを願っております。


 千葉ジェッツには190㎝~200㎝くらいの身長の選手が多いので、杉浦佑成選手・西野曜選手の日本人大型SFの2人のプレータイムが伸びることを期待しながら試合を見たいと思います。なお休日出勤。

 

 今週もがんばれ、杉浦佑成選手。がんばれ、ビーコル。


 おわりです!

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