【ビーコル】長崎ヴェルカ戦に向けて予習をする話【めざせ三連勝】

※長崎ヴェルカブースターのみなさまにおかれましては、不快な思いをされてしまう可能性もございますので、あらかじめご承知おきの上、本記事をご覧ください。


〇はじめに



 バイウィークも終わり、シーズン終盤の初戦、横浜ビー・コルセアーズは富山グラウジーズと対戦。1月の対戦では星を分け合う結果となりましたが、今回は勝利で飾ることが出来ましたね。



 2Qにクインシー・ミラー選手の連続13ポイントでの3-13のランという猛追を受ける時間帯などもありましたが、3Qの終盤にジュロード・ユトフ選手、杉浦佑成選手の連続得点で引き離し、勝利となりましたね。よかった。




やじるしのあたりです、リーグ公式から




 河村勇輝選手がシュートを極端にたくさん打ったという印象はなかったのですが、チームトップのスコアでしたのでさすがの一言ですね・・・。



 


 森井健太キャプテンがこのように言われているので、最後まで精いっぱい戦い抜きたいですね。ジョシュ・スコット選手はコンディション調整で欠場されていましたが、体調は大丈夫でしょうか・・・。




 次節の対戦相手は長崎ヴェルカ。B1に今期から昇格したチームなので、初対戦となるのではないでしょうか。今回はそんな長崎ヴェルカについて調べてみました。




〇今シーズンの長崎ヴェルカ

 



 まずは、今シーズンの長崎ヴェルカについて見ていきましょう。現在、長崎ヴェルカは17勝26敗で西地区6位、ワイルドガード12位に位置しているチームです。



 ビーコルブースターのみなさまには、過去3シーズンビーコルに在籍されていた森川正明選手が所属するチームという印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。





 また、河村勇輝選手と日本代表でともにW杯を戦った、馬場雄大選手の加入もオフシーズンに大きな話題になりましたね。




 そんな長崎の今シーズンのチームスタッツを長崎、対戦相手の目線でまとめてみました。



 


 こうやってスタッツを見てみると、長崎ヴェルカには以下の特徴があると考えられそうですね。


【スタッツから考える、長崎ヴェルカの特徴】

①シュート本数が多い、ハイテンポなバスケの傾向?
②互いにスティール、ターンオーバーが多くなっている
③相手のシュート確率が高め、平均失点が多めの傾向?







〇時期別に見る長崎ヴェルカ




〇負傷に苦しむ長崎ヴェルカ



 ここからは長崎ヴェルカについて、時期別に分けて見ていきたいと思います。まずは時期ごとに分けて、長崎ヴェルカの勝率を見てみました。表にするとこうなります。




 勝敗だけを見てみると、時期を追うごとに勝率が下がってしまっているようです。その要因のひとつにはケガがあげられそうです。




 12月には森川正明選手が靭帯損傷という大ケガのため離脱となってしまいました。インジュアリーリスト登録の発表時点では、全治未定となっております。


 今シーズンのスタッツを見てみても、平均17分出場で7.7得点と、素晴らしい活躍をされていたことがわかりますね。出場時間数を無視すれば、リーグの日本人SFでは9番目の平均得点の高さだったようです。お大事になさってください・・・。






 また、1月末には外国籍PFのジャレル・ブラントリー選手が内転筋損傷のため離脱。森川選手同様に全治未定の大けがとなってしまいました、お大事になさってください・・・。


 ジャレル・ブラントリー選手は1月まで出場したほとんどの試合をスターターとして出場されていたことから、スターター・試合中のローテーションも大きな変更が余儀なくされてしまったことでしょう・・・。



 平均28分出場、13.9得点と得点源の一人であったので、ブラントリー選手の離脱の影響は間違いなく大きいことでしょう。



 Bリーグで外国籍選手がインサイドを担当するチームはまだまだ多いでしょうし、日本人フォワードの選手と言えど、全員が全員インサイドのディフェンスの経験があるわけではないでしょうしね・・・。






 ブラントリー選手が1月に離脱した後は、今シーズン仙台89ERS、新潟アルビレックスBBに短期契約で在籍した、デボーンワシントン選手が加入。


 1月末~3月のバイウィークまでをデボーンワシントン選手と戦った後、ラストピースとして、ジェレミーエヴァンス選手がチームへ合流。




 NBAでのキャリアも長いベテランの選手ですが、日本でのプレーは初めてのようです。シュート本数が多く、スティールが多い長崎では走る場面も多くなりそうですが、長崎のバスケにすぐにフィット出来るのかが大きなポイントになるかもしれませんね。




〇時期別にスタッツを見てみる



 さて、前述の内容を踏まえて、長崎ヴェルカのスタッツを時期別に見てきましょう。今回はビーコルとも初対戦という事もあり、バイウィーク期間ごとに区切り、10~11月、12~2月、3月以降と分けてみました。



 表にまとめてみると、以下の通りとなります。




 このように、リーグ開幕当初から時期別に追って考えてみると、「長崎(のオフェンスへの)対策が進んできている」という事も考えられるのかもしれないですね。


 ディフェンス面では大きく平均失点等に変動はありませんが、オフェンス面で苦労されている印象ですね。



 今シーズンB1に昇格した長崎ヴェルカの昨シーズンの映像資料等は各チーム保有されていたのでしょうが、実際に試合で戦ってみるとメンバーの入れ替わり等もあったりと、昨シーズンのデータとは異なってくるはずです。



 ですが、今シーズンも時期が進むごとに、少しずつ各チームの長崎オフェンスへの対策も進んできていた(かもしれない)中に、森川選手・ブラントリー選手の離脱によって、対戦相手目線では対策すべき内容の選択肢が少なくなったという事が言えるのかもしれないですね。




〇個人的な注目選手




〇マット・ボンズ選手(PF)



 最後に、試合を見る際に個人的に注目したい2選手を紹介いたします。



 1人目は外国製PFのマット・ボンズ選手。最近のリーグハイライトがあったので、載せておきますね。





 マット・ボンズ選手は昨シーズンのB2得点王、スティール王であり、長崎のB1昇格の立役者の一人です。



 そして今シーズンもここまで全試合に出場、平均15.2得点、8.6リバウンドという活躍を見せています。


 196㎝と決して大柄な選手ではありませんが、ハイライトにも出ている通り、ドライブよし、パスよし、走れてよしと非常にオールマイティな選手です。


 3Pも打てる選手なので、ビーコルはどの選手がディフェンスにつくのか、どのような対策を取るのかも非常に気になるところですね。





〇馬場雄大選手(SG/SF)



 二人目は馬場雄大選手。日本代表での活躍も記憶に新しい所でしょう。馬場選手は2018‐19シーズンぶりのBリーグでのプレーとなります。






 今シーズンの馬場雄大選手は平均得点13.7得点、1.8スティールといった活躍を残しています。



 平均得点13.7点は日本人選手の中では5番目の高さであり、特に馬場選手はシュートの確率の高さが伺えますね。それだけ効率よく得点が取れていると考えられるのではないでしょうか。



 平均得点が12点を超える日本人選手は現在11名のようですが、馬場選手よりもFG成功率が高いのは三遠ネオフェニックスの佐々木隆成選手のみのようです。



Bリーグの平均得点12点以上の選手のシュート成功率まとめ




 また群馬クレインサンダースのマイケル・パーカー選手の平均2.0に次ぐ、リーグ個人2位とスティール王争いの最中にいます。




 ご存じの方も多いとは思いますが、ハイライト載せておきますね。






 馬場雄大選手のディフェンスはだれが担当するのでしょうか・・・。




〇まとめ



・長崎はケガに苦労、お大事にしてください・・・
・マット・ボンズ選手、馬場雄大選手への守備に要注目
・杉浦佑成選手と馬場雄大選手のマッチアップが見たい




 長崎ヴェルカとの初対戦となりますが、横浜での凱旋ゲームには森川正明選手は出場出来なさそうで残念です。また来シーズンも横浜での試合で戻られれば凱旋ゲームになりますから、温かく迎えられたら何よりですね。



 上にも願望として書きましたが、個人的には杉浦佑成選手と馬場雄大選手とのマッチアップが見たいです。ええ。



 今シーズンの横浜国際プールでの試合も、残すは次節の長崎ヴェルカ戦とアルバルク東京との試合のみです。



 4月以降はBUNTAIと平塚での開催となります。今シーズンの国際プールでの思い出が良いものとなるよう、勝ってBUNTAIへ移りたいですね。



 週末もがんばれ杉浦佑成選手、がんばれビーコル。



 おわりです!

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