【ビーコル】川崎ブレイブサンダース戦に向けて予習・復習をする話【最終戦】




〇はじめに



 前節、信州ブレイブウォリアーズ戦は連日6千人を超える来場者数の中、ホワイトリングでのアウェー最終戦となりました。



 結果は1勝1敗。Game1でのデビン・オリバー選手の負傷もあり、この2日間でのゲームプランを変えざるを得ない部分もあったのでしょうが・・・勝ちを引き寄せた、信州のみなさまの熱さにはさすがの一言だったと思います。


 オリバー選手、お大事になさってください。



 長かったレギュラーシーズンもいよいよ最終戦を迎えます。最後の対戦相手は川崎ブレイブサンダース。


 3月に川崎で行った神奈川ダービーを、今度はホームの横浜で行います。ニック・ファジーカス選手との対戦も今度が最後となりますね。



 今回はそんな川崎ブレイブサンダース戦に向けて、調べてみました。



 過去記事もありますので、よかったらぜひ。






〇現在の川崎ブレイブサンダース




 まずは、現在の川崎ブレイブサンダースについて見ていきましょう。


 現在、川崎ブレイブサンダースは32勝26敗で中地区4位、ワイルドカードの4位に位置しています。


https://www.bleague.jp/standings/ より



 現在、中地区4位という順位にいる川崎ブレイブサンダース。中地区2位のシーホース三河、3位のサンロッカーズ渋谷とのゲーム差は2ゲーム以内という事もあり、厳しい状況にはありますが、チャンピオンシップ(以下:CS)出場のチャンスが完全になくなってしまったわけでもありません。



 来週のBUNTAIでの試合には、きっと多くの川崎ブースターのみなさまがいらっしゃるでしょう。



 今シーズンの最終節、神奈川ダービーでもありますので、ビーコルもBUNTAIでの初勝利をあげて、いい形でシーズンを締めたいですね。




〇川崎のCS進出について考える



 ここでは、今度の対戦相手である川崎ブレイブサンダースのCS出場についても簡単に見ておきましょう。


https://www.bleague.jp/standings/ より


https://www.bleague.jp/standings/ より



 現状は上記のような状況にありますが、川崎にはまだ中地区2位での出場が可能性としては残っています


 中地区2位で出場するためには以下の条件が満たされる必要があると考えられます。(違った場合はご指摘ください・・・)


【川崎が中地区2位で出場するための条件】

レギュラーシーズン最終節を・・・

①シーホース三河が0勝2敗
②サンロッカーズ渋谷が1勝1敗以内
③川崎ブレイブサンダースが2連勝

①~③を全て満たすと、中地区2位で出場が可能?


 川崎ブレイブサンダースは以下の図の通り、シーホース三河・サンロッカーズ渋谷に対して直接対決で勝利数・得失点差でリードしています。両チームの結果を待ちながらという所はありますが、チャンスも残っています。

 

https://www.bleague.jp/record/?club1=727&club2=728 より
https://www.bleague.jp/record/?club1=727&club2=726 より



 ちなみに、ワイルドカードでは千葉ジェッツとのゲーム差が2となっていますが、直接対決の結果が千葉ジェッツリードのため、ワイルドカードでの出場は出来ないものとなっています。

 

https://www.bleague.jp/record/?club1=727&club2=704 より






〇時期別に見る川崎




 ここからは川崎ブレイブサンダースを時期別に見ていきましょう。まず、前回対戦以降の成績を振り返ってみると10勝7敗となっています。



https://www.bleague.jp/record/?club1=727&club2=0 より
https://www.bleague.jp/record/?club1=727&club2=0 より

 


 そしてシーズン平均、前回対戦以前、前回対戦以降と3つの時期に分けて川崎/対戦相手のスタッツをそれぞれまとめてみました。



 こうやって見てみると、最近の川崎ブレイブサンダースでの試合には以下の特徴があると考えられそうです。



【最近の川崎の試合の特徴をスタッツから考える】

①シーズンを通してスローペースなバスケを意識している
 →全体的にFG試投数が敵味方ともに少なめ
  速攻での得点が多く、メリハリのあるバスケをする?
②最近は3Pでのオフェンスに注力している?
 →2Pよりも3Pの試投数の方が多くなっている
  3Pの成功率も高く、得点につなげている
③フリースローを多く奪う川崎
 →対戦相手とのフリースローの試投数に大きな差がある
  インサイド中心にファールを奪い、高確率で決める
接戦に強い勝負強さ
 →前回対戦以降は10勝7敗
  10点差以内の試合は6勝2敗
  ベテランも多く、接戦での勝ち方を知っている?




〇個人的な注目点




 最後に個人的に注目したい点を紹介させていただいて、記事を終えたいと思います。


 いかにファールを取られずに守るのかという事です。



 (危険なものでなければ)ファールをすること自体は決して悪いことではないと個人的には思っていますが、現在のビーコルはファール数を気にしながら試合をしなければならないとも思っています。


 河村勇輝選手、デビン・オリバー選手の両名が欠場する場合、ビーコルはPG・外国籍インサイドの選手を1名ずつを欠いた状態で試合をしなければなりません。


 

 そして川崎は先述のフリースローの試投数の件もそうですが、ファールを多く奪うチームです。インサイドの選手もそうですが、PG/SGの藤井祐眞選手もファールを奪ってきます。そして、フリースローをかなり高い成功率で決めてくるチームです。



https://www.bleague.jp/club_detail/?TeamID=727 より



 ビーコルはメンバーが全員揃っていない以上、ファール数にも気を付けて戦わなければなりません。ですが、だからと言ってディフェンスを甘くしてしまうと簡単に得点を許してしまいます・・・。



 オリバー選手の不在、ニック・ファジーカス選手の存在によって、ただでさえインサイドのサイズ差が目立つ中、最近の川崎は3Pも高確率で決めてきます



 どうやって守るのがいいのでしょうか・・・どこかの有識者の方、どうかぼくに教えてください・・・。



 そしてビーコルで見てみると、ファールが多い傾向にあるのが須藤昴矢選手、森井健太選手のようです。



 両選手ともハードなディフェンスが持ち味の選手でありますが、結果としてどうしてもファールがかさんできてしまう傾向が出てしまいますね。


https://www.bleague.jp/club_detail/?TeamID=694 より




 直近の試合では欠場している河村勇輝選手に代わり、両選手がボールハンドラーを務める時間帯・場面も増えています。攻撃での役割も増える中、大変だとは思いますが、両選手の攻防両面での活躍を期待したいですね。



 ファールに気を付けてほしいとは言っても、どうしてもファールが増えてしまう状況もあるかと思います。チームとしてどうやって守るのかも合わせて注目したいですね。



 ぼくは、杉浦佑成選手と西野曜選手の高身長SFが同時出場するラインナップがもう一度見たいです(願望)。ビーコルの中のえらい方、どうかよろしくお願いします!



〇まとめ



 ・川崎は中地区2位でのCS出場の可能性が残されている
 ・川崎は接戦に強い、勝ち方を知っているチーム
 ・ビーコルは人数的にもファールに注意して守りたい



 ついにレギュラーシーズンも最終節になりました。最後は神奈川ダービーで川崎ブレイブサンダースをBUNTAIに迎えます。


 ビーコルとしては今節がシーズン最終戦となりますが、ダービーマッチでホーム最終節ですし、BUNTAIでの初勝利を飾って、いい形でシーズンを終えたいですね。


 ラストゲームもがんばれ、杉浦佑成選手。がんばれ、ビーコル。



 おわりです!




 そして最後に、ニック・ファジーカス選手。長い間、本当にお疲れさまでした。今週末、元気なお姿をBUNTAIで見られること、本当に楽しみにしています!


 今シーズンの川崎ブレイブサンダースとしての最終戦がどの試合かは現時点ではわかりませんが、最後の1秒までファジーカス選手にとって良いゲームとなる事を心から願っています。




 エキシビションゲームも既に完売とのことです。ファジーカス選手がいかに偉大な選手であるかという事が感じさせられますね。本当にすごいです。




 本当におわりです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?