【滋賀レイクス】熊本ヴォルターズ戦に向けて予習する話【開幕節】




○はじめに


 いよいよ、Bリーグも2023-24シーズンが開幕しました(記事作成時:10月5日23時頃)。


 滋賀レイクス(以下:レイクス)もB1昇格に向けた戦いが始まります。



 今シーズンも決してラクなシーズンにはならないと思いますが、みなさま滋賀一丸でがんばっていきましょう


 ぼくも微力ながらレイクスのお役にたてるようにがんばります!



○今シーズンの目標の振り返り



 まずはシーズン開幕直前、改めて目標を確認しておきましょう。


 今シーズン、レイクスの絶対目標はB1昇格である事は、レイクスブースターのみなさまも同じ事かと思います。


 そしてB1昇格に向けて、チームは2つの挑戦目標を設定しています。


 それが「プレーオフ優勝」と「レギュラーシーズン勝率8割」となります。いずれも難しい目標ではあると思いますが、B1昇格に向けて避けては通れない課題でもあると思います(過去記事参照)。



 他のチームも積極的な戦力補強を行い、B1昇格に向けて取り組んでいます。前評判の高いレイクスですが、当然油断はできません。


 「昨シーズンはB1のチーム」という目線で相手チームも調査・対策を練って来る事でしょう。本当の意味でレイクスの地力が試されるシーズンとなりそうですね。


 「勝ちきれる」チームとなるためにも、みんなでレベルアップして、シーズン終了時には喜びあえるようなシーズンになる事を願っています。



○熊本ヴォルターズについて



○チームについて


 さて、ここからは開幕節の対戦相手となる熊本ヴォルターズ(以下:熊本)について見ていきたいと思います。


 まずは、昨シーズンの振り返りから簡単に行います。


 熊本の昨シーズンの主なリーグ成績は以下の通りとなります。

 ・西地区3位(35勝25敗、B2リーグの全14チーム中で勝ち数5位)
 ・平均得点78.1点(リーグ8位)
 ・平均失点78.2点(リーグ4位)
 ・平均リバウンド 37.1本(リーグ12位)
 ・平均スティール   7.4本(リーグ5位)
 ・平均ブロック    2.9本(リーグ4位)


 西地区3位の成績でプレーオフに乗り込むも、準々決勝でB1に昇格した長崎ヴェルカに敗退。B1昇格は持ち越しとなってしまいました。


 昨シーズンの成績から熊本を見てみると、全体的な傾向としてディフェンスが得意なチームだと言えるでしょう。失点が少なくて、スティールとブロックが上手なチームですからね。



 また、コーナーからのスリーポイントが得意なのも特徴ですね(左:35.3%、右40.6%)。要注意ですよ、これは。レイクスだと森山修斗選手が良い所で決めてくれていましたね。



 この動画での3本目とかがそうですね。パスを回されまくってからの、コーナースリーは嫌なものがありますね。




 ここからは熊本の選手を数名ピックアップして紹介させて頂きます。文字数の関係から、全員は紹介出来ない事、ご了承ください。



○テレンス・ウッドベリー選手(SF/PF)



 まずは、熊本のエーススコアラーであるテレンス・ウッドベリー選手から紹介いたします。


 熊本から香川ファイブアローズに移籍し、熊本に再び戻って2シーズン目となる、36歳のベテランフォワードのウッドベリー選手。


 平均得点は21.3点、リーグ個人2位の成績をおさめています。スリーポイント成功率は36.8%。シュートエリアを問わないタイプの選手ですね。どのエリアもまんべんなくスリーポイントを決めていますし。


 また、平均4.3アシストはリーグ個人8位。その一方で平均ターンオーバーは4.1とリーグワースト。「アシストかターンオーバーか」みたいなギリギリを攻めたパスが多いタイプの選手なのでしょうか?


 まちがいなく、個人の得点力はB2リーグ屈指の実力者です。いきなりレイクスのディフェンス力が試されそうですね。 





○ジャメール・マクリーン選手(C/PF)



 続いては熊本のインサイドの要、ジャメール・マクリーン選手です。


 マクリーン選手も2シーズン目を迎えます。昨シーズンは平均得点16.5点でリーグ個人16位。7.3リバウンド、2.2アシストと高い水準の能力を持つ選手ですね。


 ちなみにスリーポイントも打てる選手で、本数自体はそこまで多くありませんが、成功率は31.9%。何もせずに放っておいてしまうと、スリーポイントを打たれてしまうでしょう。



 レイクスのディフェンスがどこに重点を置くか、誰がマッチアップするかで対応も変わってきそうですね。



 


○アーロン・ホワイト選手(PF/C)



 今シーズン熊本に新たにやってきた外国籍選手のアーロン・ホワイト選手。ヨーロッパを中心に7カ国でプレーを行い、日本で8カ国目になります。


 各チームでの優勝経験も豊富な選手で、いわゆる「勝利の方法を知っている」選手なのかもしれないですね。


 昨シーズンのトルコリーグでのスタッツを見てみます。平均22分の出場で、平均9.3得点、4.6リバウンドを上げています。また、スリーポイント成功率は41.9%と非常に高確率


 9月17日のプレシーズンゲーム(台湾ビールレオパーズ戦)では17得点、天皇杯2次ラウンドのサンロッカーズ渋谷戦では12得点、9リバウンドの活躍を見せています。


 今後連携が深まると更に得点力は上がってきそうですね。


○駒沢颯選手(PG)


 今シーズンより、越谷アルファーズから移籍した駒沢選手。青森ワッツ・越谷アルファーズでプレーした直近2シーズンは平均8.6得点、12.8得点と非常に高い得点力を見せています


 昨シーズンのスリーポイント成功率は31.1%にとどまりますが、コーナースリーでは成功率も上がっています。また、アシスト・リバウンド能力にも優れた選手で、ポテンシャルも大きなものを感じさせますね


 駒沢選手はまだ25歳の選手ですので、後述の山本選手とガードコンビとして熊本でブレイクするかもしれないですね。





○山本翔太選手(SG)


 最後に紹介するのは、山本翔太選手です。若干23歳、プロ2年目を迎える山本選手ですが、今シーズンは飛躍の年となるかもしれないですね。


 昨シーズンまで同じポジションでスターターを務めていた谷口光貴選手はイジングゼファー福岡へ移籍。


 平均7.8得点、スリーポイント成功率37.8%の谷口選手の移籍はチームにとっては大きな痛手でしょう。しかし、山本選手にとっては大きなチャンスとなるかもしれないですね。


 そんな山本選手ですが、昨シーズンは全60試合にフル出場、ほとんどがベンチスタートでしたが、平均19分の出場。平均得点も6.2点とチームのローテーションにしっかりと組み込まれていますね。すごい。


 昨シーズン三遠ネオフェニックスで活躍した佐々木隆成選手も熊本出身ですし、ガードの選手を育成するのが上手なチームなんですかね?


 また、スリーポイントの試投数が多い事が特徴に挙げられます。スリーポイントの試投数は平均4.5本。これはリーグで19位(日本人6位)の多さです。成功率も32.6%と低くありません。


 ルーキーシーズンの選手がこれだけスリーポイントを打っているという事は、山本選手のスリーポイントが戦力として評価されているという事なのでしょう。今後の成長が非常に楽しみですね。


 でも、レイクス戦ではお手柔らかにお願いします。



○まとめ


 ・今シーズンの熊本の選手は攻撃力が高そう
 ・レイクスのディフェンス力が試されそう
 ・開幕節、敵地熊本の厳しい戦い、何とか勝利を


【熊本について】


 プレシーズンゲームでケガをされてしまったとの磯野寛晃選手、お大事になさってください・・・。

 熊本の得点力のポテンシャルはおそらく相当高いです。要注意です。


 ウッドベリー、マクリーンの両選手はもちろん、ホワイト選手・駒沢選手・山本選手の三名が2ケタ得点を狙えるレベルとなれば、一気に昇格候補に名乗りを上げてくるかもしれないですね(過去記事参照)。



【レイクスについて】 


 厳しい強敵相手だけど、みんながんばれ。ケガなく、勝利を。


 現地に行かれるブースターのみなさま。遠くなので大変かと思いますが、リーグ開幕戦、楽しんできていただけたら何よりです。

 

 この開幕節で「レイクスはやれるチームだ」と感じてもらえれば、配信でご覧になるであろう滋賀の方々もきっとたくさんホーム戦にいらしていただけるはずです。


 月並みな言葉だけど、がんばれ、レイクス。

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