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大学は研究機関

僕は大学の3.4年のほとんどをゼミに使いました。

これを言うと結構多くの方から"もっと遊んどけばよかったのに"って言われます。

これを聞く度に"いやいや、大学でまずすべきことは研究じゃない?"と思います。

僕は世の中全体に"大学では教室にこもらず、サークルやバイトや海外旅行を経験して人生の幅を広げよう"的な風潮が強いように感じます。

就活の面接でもボランティアやバイトの経験がもてはやされます。

もちろん、教室の中ではできない経験もとても大切です。

僕自身もバイトでお金を貯めて行ったヨーロッパ一周は一生の宝物です。

バイトからも色々と喜びや学びがありました。

しかし、これらはあくまで日々の授業の内容を理解して、研究活動をしっかりとこなせた上で取り組むべきことだと思います。

僕は経営学部でしたが、"サークル学部"に入った訳でも"バイト学部"に入った訳でもありません。

僕は大学1年の時にある准教授に言われた"大学は勉強ではなく、研究をするところ"という言葉を今でも覚えています。

高校と大学ではアウトプットの方法が異なります。

高校は、授業で習った内容が身についているかが定期テストで問われます。

大学では1,2年で勉強した内容を元に研究を行います。

テストとの最大の違いは答えがないこと。

自分で問いを見つけ、仮説を立て、証明して結論を出す。

やってみて気がつきましたが"正解がない"って実はとても苦しいこと。

これは楽をしようとしたら、いくらでもできるけど、

最終的な成果物では雲泥の差がついています。

答えがない中で自分で問いを作って、自分で結論を出して自分で評価する。

この経験は間違いなく、今の僕を深い部分で支えているものです。

もっと遊んでいたら出来なかった最高の大学生活でした。




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