”あかり”を取り戻す 第一部:星座の召集
夜の静かな神社の境内に、大輝とヒロトは座り込んでいました。
「ったく、親戚にお下がりで天体望遠鏡をもらったって自慢げに言うから来てみれば、まさか使い方が分からないなんて……」
「ごめん、ごめん。なぁ、そんなにむくれんなって。カワイイ顔が台無しだぞ。オ・ト・メの大輝くん♪」
「アハハハハハ……。やめろ、くすぐんなって! てか、なんで僕が乙女座って知ってんだよ?」
「お互いの誕生日知ってんだから、そんなの調べたらすぐ分かるだろ」
「あ、そっか。いや、なんでそこから僕が何座か調べた