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良書と徒歩のこと、

『個』というものは、実は無限な広がりを持っているのに、人間は自分の知っている範囲内で個に執着するからね。
私はこうゆう人間やからこうだとか、あれが欲しいとか。
『個』というのは、本当はそんな単純なものじゃないのに、そんなところを基にして、限定された中で合理的に考えるからろくなことがないんです。前提が間違っているんですから。

(何か大きな流れの中の一部として、自分を捉えるような見方が足りないんですね。)

『個』を大きな流れの中で考える、そういうふうに『個』を見るということはものすごく大事なんじゃないんですかね。

〔生きるとは、自分の物語をつくること〕
小川洋子、河合隼雄 より一文、

良書と出会えて嬉しい今日、自転車を寿命で手放してから、よく歩くようになった。
お店をみつけたり、道端の季節の花を愛でることができるし、借りたい本があったら一番近い小さめの図書館に取り寄せてもらい、マンションから徒歩20分位の道のりを楽しむ。




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