正中線を究める!其之参─「正中線」に迫る!

私の記事を読むのが初めての方は、先に下の記事を読んでください。

 こちらの記事は、『月刊空手道』の2015年6月号に掲載されたものです。柳川先生の武道空手を習得する上で欠かすことのできない「正中線」を理解・体得するため稽古・鍛錬法についてまとめた記事の最終回です。

『月刊空手道』2015年6月号 表紙

 以下は当時、編集者に付けていただいたキャッチコピーの引用です。

柳川理論、再起動!
日本傳二聖二天流柔術憲法・柳川昌弘師範が提唱し続けてきた”武道空手の理”。その要諦ともいえる正中線を究めるため、先々月号では「復元力」、先月号では「腰の切り戻し」について解説してきた。そして、最終回となる今回。柳川理論を継ぐ男、愛弟子・宮路健文氏は、「正中線」そのものにアプローチする!

『月刊空手道』2015年6月号 P29

 もし宜しければご購入のほど、よろしくお願いいたします。

正中線へのアプローチ

 前稿まで、捉えがたい「正中線」そのものを直接的に求めるのではなく、その前段階として「復元力」のある姿勢を整えること、「腰の切り戻し」における正しい体の捻じり方を習得することを説いてきました。そして、この二つを優先することにより、「正中線」の体得に繋げようということで様々な補助的な鍛錬法や検証法をお伝えしました。

 本稿では、前稿でご紹介した正しい姿勢がある程度身についていることを前提に、ついに「正中線」そのものにアプローチする方法をご紹介したいと思います。

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