未来は身体に記憶させるもの。

未来予測が驚くほど容易になり、AIを筆頭にテクノロジーが生活の隅々にまで浸透してきている。こうした変化の中で、本当に大切なものは何だろうかと、ふと考えてみる。そして思い出すのは、小学生の頃、先生がよく言っていた言葉だ。

「友達を大切にしなさい」「焦らずにゆっくりやりなさい」

そして未来に思いを馳せることが、時に自分に悪影響を与えていたことに気づく。未来に希望を抱くあまり、現実から目を逸らしがちだったのだ。例えば、「米国公認会計士の資格を取って、海外で暮らしたい」とか「起業して成功すれば、資本を手に入れられるかも」といった空想に浸っていた。

現実をしっかりと積み重ねなければ、希望する未来は訪れない。未来への希望を抱くことは重要だが、それに囚われ続けることは果たして必要だろうか。未来とは、頭で考えるものではなく、身体に記憶させるものだ。行動に反映され、日常に刻まれることで、自然とその未来を引き寄せるのだろう。そして、そうした未来こそが、真に手に入るものになるのだと思う。

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