見出し画像

最初に入った会社の消滅に寄せて

ドコモの情報システム子会社であるドコモ・システムズに入社したのが私の社会人スタートでした
もうすぐそれから20年が経とうとしています

ここ一年、ITからマーケティング部門に異動し、マーケティングの学びや実践をする中、改めてこのような感想をみるととても感じ入るものがあります


私がiモードの事業に携わっていたのは2006年〜2008年なので、ある意味iPhoneに取って代わられる前の最後の黄金期だったのですが、本当に沢山の優秀な方々でビジネスが行われていました
勝手サイトという言葉も非常に懐かしく思い出されます

うまくいっているからこその破壊的創造への対応の難しさは、日本の高度成長とその後のインターネット活用、GAFAへの対抗不足にそのまま当てはまる様にも思います

iモードはある意味iPhoneにもインスピレーションを与えているはずで、改めてその存在に大きな感謝の気持ちを抱きます

私が最初に入社したドコモ・システムズという会社は、この6末で吸収合併され、消滅します

既に在籍しているわけではありませんが、やはり最初に入った会社が消滅するというのは(パナソニックのような純粋な民間企業ではそういう話はよく聴きますが)感慨深いものがあります

最近企業の風土改革的な話をよく聞くことから、組織開発やチーム・コミュニティのことをよく考えますが、当時の中津川社長の先見性をとても思い出します

二眼レフという対内・外販への戦略ビジョンの共有や、エンジニア風土の醸成(アメリカ出張でのご経験を即実践して、20年前に既にジーパンとTシャツでの勤務)など、社員としてとても居心地の良い、コミュニティのような場づくりが行われていました

EXとして経験したよい体験は、次の世代にもなんらかの形で恩送りしていきたいと思います

いただいたサポートは3児の教育に使わせていただきます