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「こおりやま街の学校」に入学しました

(バナーは郡山街の学校からお借りしました)

地域そのものや事例を知り、
仲間とともに可能性を探りながら形にしていく「こおりやま街の学校」

埼玉県から郡山市に移住して21年が経ち、今ではすっかり「郡山人」となった私。地方に住みながら買い物に行く場所が近い便利さ。美味しい米、作っている人を知る野菜を食べられる幸せ、海があり、湖があり、山もあるという自然の豊かさ。街ではあるけれど、人の優しさ。「地方であり、少し都会」の良さも21年経つと、いつの間にかそれが「あたりまえ」になっている。加えて年齢を経ると共に失われつつある自分の感性にもう一度磨きをかけたかったのが『入校動機』でした。

街の学校は昨年から始まり、昨年は聴講生として参加していましたが、昨年はすべてオンライン授業だったのに対して、今年はオンラインとリアルな授業のコラボ(双方のいいとこ取り)になったことも大きく私の背中を押してくれました。(やっぱりリアルは良い!)

先週2日の開校式ではソトコト編集長であり、郡山街の学校の校長先生である指出一正さんがいらっしゃり「まちに関わり、ごきげんに暮らすということ」をテーマに、全国各地の「ごきげんに暮らしている」事例 9例を紹介されました。それらの事例を「自分ごと」に置き換えるために、郡山市で、あるいは福島県で私が知る事例をメモしながら拝聴しました。今回は、その事例を私の心に刺さった、指出校長の言葉メモと共に、つらつらと挙げたいと思います。

・大切なのは「未来を語る場所が、その街にあるのか」(指出校長)⇔郡山の元気な人たちは常に前を向いて活動している(鈴木光一さん、あおむしクラブさん、生産者さん、食に関わるみなさん、逢瀬町で活動するNPO団体、起業家と起業家支援のみなさん)

・地域を編集している方々の取り組み(シェアアトリエつなぐ場・埼玉県)⇔いわき市 タタキアゲジャパンさんの取り組みはいわき市や浜通りをキャンパスに街を編集している取り組みでは?

・街のことが大好きな公務員の方がリーダーをしている取り組み、人が出会える場所を作っている(みしま未来研究所・静岡県三島市)⇔震災後、須賀川市で始まったRojimaはまちなかで、新たなヒトとモノの交流が生まれることを願い定期市をはじめている。始めたのは須賀川市職員の方だと聞いている。

・地域のことを語るとき、いろいろな視点から語られた方がよい(クスろ・北海道釧路市)⇔いわき七浜イケメンプロジェクト(非公式)は、いわき市に住む2人の女性の活動から始まり、いわき市の魚に関する関係者に広がっていっている。

・公民館活動が盛んな市で始まった取り組みは、高校生が多い街の特徴とあいまって、高校生たちが集まる場になっている(裏山しいちゃん・長野県飯田市)⇔白河市にある「高校生びいき」するコミュニティカフェEMANONを連想させた。

そんなことをグルグル考えながら受けた講義1時間半の中で、実は一番刺さったのは街にごきげんに関わることは「課題解決とは違う」という考え方でした。個人事業主としてビジネスを考えるとき、あるいは震災後何度も問われた課題解決のために必要なことは?などという命題で、常に問われた「社会課題」「課題解決」私はいつも自分のやりたいこと、興味があることを優先にしてきたので、いつも壁にぶち当たっていたんです。

でね、思ったんです。課題解決を前提にしない取り組みに『失敗』はないなーって。おもしろがって、取り組んで、そこから何かが生まれたらラッキー☆って。そんな軽いノリからはじまってもいいのかなって。

すごく肩の荷が楽になりました。で、振り出しに戻るんです。「郡山の魅力って何?」と。

ただね、今、すでに自分が手がけていくことから考えてみようとも思いました。私はものやコトよりも、モノやコトを作り出す「ヒトに興味がある」のです。いつも人。人をおもしろがれること、できないかな-。 

すでに取り組んでいる「語り場プロジェクト」これをもっとおもしろくできないかなあ。もちろん生業とする自分史ともつながったらいいなあとねっ。

語り場プロジェクト。次回は11月2日の開催予定です~♪

インタビュー力を使って過去から未来を創造する自分史。好評いただいてます!




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