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従姉妹が来てくれました!

朝、いつものように惰眠をむさぼっていると
スマホが鳴りました。
登録していない電話番号です。

寝ぼけた頭でとりあえず出ると、
「歩ちゃん?私、H!」
「え?H姉ちゃん?あ、お久しぶりです!」

それは、埼玉に住んでいる
従姉妹のH姉ちゃんからでした。

用事があって九州まで帰ってきていて、
昨夜はY姉ちゃん(H姉ちゃんの姉)の家に泊まったとのこと。

「Y姉に歩ちゃんの連絡先聞いたのよ。
 おじさん(私の父)に会いたいんだけど、
 面会、何時からかな?」
「今日は14時20分からです」
「わあ、ちょうどいいわ!お願いするね」

ということで、今日はH姉ちゃんも一緒に
父の面会に行くことになりました。

H姉ちゃんは母とも話しをしたがっていたので、
ちょっと早めに母を迎えに行き、
病院の玄関のところで合流しました。

Y姉ちゃんやH姉ちゃんのお母さん(つまり伯母)は、
もう20年近く前に亡くなりました。
とてもいい伯母さんでした。

母親を早く亡くしたY姉ちゃんたちは、
私の母をとても慕ってくれています。
ありがたいことです。

さて、病院の玄関のベンチで
H姉ちゃんと母が話し出したのはいいのですが・・・
終わらない!

「そろそろ時間だから・・・」
と促して、病院の中に入りました。

廊下を歩いているときも二人でずっとしゃべっていて、
時々足が止まってしまいます(^_^;)

「歩いて~~💦」
と促しながら、ようやく病室までたどり着きました(^_^;)

病室には二人までしか入れないので、
私は談話室に行き、
H姉ちゃんに病室に入ってもらいました。

しばらくたったところで、
母がひょこひょこやってきました。
「今日のお父さんはあまり機嫌が良くないわ。
 歩、代わっていいわよ」
「ありがとう。じゃあ、私が行くね」

病室でH姉ちゃんに、今までの経過をざっと話しました。
父が緊急入院したのはカリウム不足もあったことを伝えると、
「ああ、カリ(カリウム)ね。
 カリは少なすぎても多すぎても×××なのよね」
と、H姉ちゃん。

そう、H姉ちゃんは元看護師だったのです。

それ以外にも、点滴のことや
パウチにたまっているガスのことなど、
あれやこれや私に説明してくれました。

さらに、父が体を動かそうとすると
「おじちゃん、どうしたい?」
と上手に手助けをしてくれます。

さすがプロは違いますね。
私がおっかなびっくりするのとは、比べものになりません。

そうこうするうちに、難しかった父の顔に
笑顔が見られるようになりました。
H姉ちゃんに父の笑顔を見せることができて良かった!

今日の面会は、どうやら看護師さんが
タイマーをセットし忘れていたようで、
20分の面会時間よりも
はるかに長く滞在することができました。
幸い他の面会の方もいらっしゃらなかったので。

埼玉にいるH姉ちゃんが生きている父に会えるのは、
これが最後かもしれません。
ゆっくり面会することができて、
本当によかったと思っています。

その後、車に母とH姉ちゃんを乗せて、
まず母の施設に行きました。

そこでもH姉ちゃんは、しばらく母とおしゃべり(^_^;)

それから駅まで送りました。
駅に着いても、しばらくH姉ちゃんの話は終わりません(^_^;)

駅のロータリーでそんなに長く話し込むわけにはいかないので、
メールでやりとりすることを確認して別れました。


いろんな人が会いに来てくれて、
父は幸せ者です・・・。





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