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妻籠・馬籠、そして美濃国へ

偶然にも2人旅となった第13日目。14日目からは再び孤独な旅です。

この日は中山道で最も名の知れた宿場町、妻籠や馬籠を通ります。平日にもかかわらず、かなりの数の観光客で賑わっていました。きっと今頃は閑散としているのでしょうね。。また賑わいが戻る日を願っています。

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個人的には妻籠は三留野寄りの宿場の入口あたりが雰囲気があって好きです。旅籠が並ぶ落ち着いた景観。道の反対側には大昔から行き交う旅人を見守ってきたであろう巨岩「鯉岩」も。

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妻籠宿の北側入口付近

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鯉岩

妻籠の宿場には高札場も復元されています。そして、柱や梁に貼ってあるのは千社札。実はこの旅で私も各所に貼らせていただきました。

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高札場(木の板に書いた法度や掟書などを掲げる場所)

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埼玉・熊谷の権八地蔵堂にて(第3日目)

妻籠を過ぎると馬籠峠に差しかかります。馬籠峠はハイキングにはちょうどよい距離で、観光の方もけっこう歩いておられました。峠を越えると馬籠の宿場。石畳の急坂に沿って宿場の家並みが連なります。

「木曾路はすべて山の中である」の書き出してで知られる「夜明け前」の作者である島崎藤村は、馬籠宿で本陣で庄屋と問屋を兼ねていた島崎家に生まれています。本陣の建物は明治に消失し、跡地には藤村記念館が建っています(実は谷口吉郎の設計!)。

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馬籠の宿場

このあたりの峠道は、わりと石畳が整備されているところも多くあります。中でも落合の石畳は一部当時のまま残っている箇所も!

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暗くてちょっとボケてますが・・・

そんなこんなで今日はここまで。ちょっと変わった光景に出会って写真を取っていたので、締めはこちら。

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《マガジン|中山道音速スライド旅行》
https://note.com/takecomai/m/ma5c815b6b7ed

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