見出し画像

人の心と色の関係

色は人の心に影響を与えるのか

進化の過程で初期の哺乳類の生活の場は、地上ではなく主に樹上だったと言われています。

そのため哺乳類の色覚は、最初が緑、次の緑の間から見える空の色を識別するために青、次の木の実を探しやすいように赤という順番で獲得したという説では、私たちの各器官の構造や反応は「生まれつき」そうだったということではなく、進化の過程のために「獲得」してきたものだそうです。

情報の80%を視覚に頼る人間の今を考えると、色が種の保存にいかに重要だったか容易に想像できると思います。

つまり、色が人間の身体や精神に与える影響は、「単なるイメージ」としては片付けることができないのです。

色彩学と色彩心理

色とは何か。色彩学とは、色にまつわるあらゆることを含めた学問であると言えます。歴史的に見ると、ギリシア時代から人びとは色に興味を持ち、考察してきました。

「見える」ということから始まり、光や色の持つ呪術的な意味、美しい色の出し方、配色の仕方、色と治療など長い間研究されてきたのです。

無意識 (潜在意識) 

心理学とは、人間を理解するため「精神」を対象として研究する学問でその中でも、色彩が持つ影響は「無意識 (潜在意識)」の存在を考えずには取り扱うことができないと言われています。

図1

この「無意識 潜在意識」を発見したのは心理学者の「フロイト」です。私たちは日常で、行動は意識下に置かれていると思っていますが、実は自分で意識できない領域である潜在意識 無意識が行動にも言動にも影響を及ぼしているのです。この潜在意識内に不安や葛藤など様々な感情が抑圧されていると考えられています。

なるほど。無意識の中にある、潜在意識は感情のプールなんですね!

無意識に色を感じている

色の象徴性は、一般的な色の体験が生む連想、記号化されたイメージや象徴物と重なることも多くある。色で表現することは、抑圧されていた感情を解放することになり精神の状態が変わると考えられています。

色は人間の精神に大きく影響を与えていることがわかりました。

色で人の精神を癒したい

画像2

左右のイラストであれば皆さんはどちらの世界で暮らしたいですか?

人びとが無意識に感じ取っている色の力の凄さに気付こうと気付かないとも、あなたを包む色は常に人の精神に・・・ あなたの精神にも囁きかけているのです。

お読みいただきありがとうございます。

それぞれの色について調べてみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?