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【みんなクリエイター】イラレのキャラクターのトレース方法

とある朝礼での会話で、企画者の先輩から「実はmac買ったんだよ。」とか「ipad pro買ったんだよ」とか、最近よく聞きます。液晶ペンタブが欲しくて、TAKEBONが使用しているスペックをヒアリングしながら、吟味している先輩もいます。近々購入されるんじゃないだろうかという勢いです。絵が描けなくても「描きたい!」という欲求や、自分が伝えたい事を「視覚化したい!伝えたい!」というニーズは結構あるもんなんですね。今までは未充足だったニーズかもしれないなと思いました。

みんなクリエイター

これからの時代はみんなクリエイターになっていくと思っています。コロナ、気候変動とこの世の中これから何が起こる変わらない時代になっていて、みんな不安だし、今の仕事がずっと続けられるのかという不安もあるんじゃないかと思います。

人と組織のクリエイティビティーをエンパワメントするがTAKEBONのパーパスなので、勤務先ではクリラボと題して、クリエイティブワークショップをしたり、スケッチ相談会をしたり、企画アイデアに関するお悩み相談会をしたりと、クリエイティブを支援する活動をしています。

イラストレーターでキャラ作成講座

そんな中で、ある方からイラストレーターの使い方を教えてください!と言われました。イラストレーター?普段当たり前に使い過ぎていて、教えるとかそういうものでもないしな…と思いつつも、キャラクターの描き方を基本操作からラインのトレースまでビデオレクチャーを実施させて頂きました。誰か人に教えるという行為を通して、僕自身も非常に色々と気付きがあったのでnoteにまとめておこうと思います。

普段の当たり前が価値になる

いつも当たり前に使用している機能を紹介すると「おー!凄い!こんか使い方あったんだー」とリアクションが返ってきます。なるほど、初めての人には驚きの機能満載のソフトなんだと気付きました。灯台もとくらしです。作業している様子を説明しているだけです…普段の当たり前が誰かにとっては価値になり、ノウハウを共有しながら教え合える環境があることで、クリエイティブなプラットフォームは作られていきます。

人に教えるって面白いですね。イラレが使いたい!というニーズが一体どれくらいあるのかは分かりませんが、クリエイターであれば必須のツールの一つだし、プレゼンで図解する表現力は企画者にとっては必須なスキルの一つだと思うので、Adobeのクリエイティブツールみんなクリエイターになるなら知りたいし使える様になりたいツールなんですね。

普段の当たり前の作業を誰かに伝える難しさ

当たり前のツールを、当たり前だと思われていない方に向けて教える事の難しさも痛感しました。レイヤー構造やアートボードの概念、前面と背面の概念などはすぐには理解して貰いにくいことが分かりました。
ちょっと僕自身も反省していて、しっかり準備してかからないといけない事に気付きました。普段キャラクターデザインはたくさん描いていますが、ラフスケッチからイラレで仕上げるプロセスや、イラレでの仕上げ方というのはクリエイターの資産なのかもしれないですね。新たな発見でした。

深夜に録画したのと、音割れしているのでなんとも聞き取りづらいかと思いますがこんな感じで描いています。

イラストレーターのとっつきにくさはトレース訓練でカバーする

イラストレーターはベクターベースのソフトウェアなので少しとっつきにくいところがあります。フォトショップで有ればピクセルベースなので直感的に絵を描いたり編集加工が可能ですが、イラレの場合はベジェ曲線の概念理解とその操作方法でつまづく方が多いのではないでしょうか。

そんな時にはトレース作業を何回か繰り返しする事をオススメします。TAKEBONも必ずと言っていいほど自分で描いた下絵をベースにしてトレースを行います。まずは描きたい下絵を用意しておき、そのトレースを何回か練習する事をお勧めします。なぜこの方法を取るかと言うと、アタリがないとイラレ上で迷ってしまうからです。ラインの調整は無限大に出来るのでどこまでが正解というものでもなく永遠に調整を続けてしまったりすることにもなりかねません。

なかなかライン取りは難しい部分がありますが、慣れてくるとどのあたりに点を打つと綺麗に繋がったラインが取れるかが分かってきます。単調な作業なので根気が必要ですが、続けて下さい。そのうちラインが取れるようになってきます。

イラレで仕上げる段階は割とTAKEBONも重い腰を上げてから取り掛かる作業だったりしますが、綺麗なラインが引けたり、着色しながら少しずつ作品が完成していくと、やった!出来た!という達成感を味わえるので段々と楽しくなっていきますので、まずは色々トレースを楽しみながらやってみて下さい。

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