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ステア 番外編

数回に渡り、練るステア、切るステアについて書きました。
今回は番外編。

番外編のステアはどちらにも属さない
ちょうど中間の様なステアのイメージになります。

このステアを使うのは
材料が常温✖️常温の場合
もしくは
常温✖️冷蔵
主にこの二つのパターンの場合になります。

取り上げるカクテルはクォーターデッキ

カクテルブックを見るとシェイクがほとんどかと思います。
材料は
ホワイトラム 40ml
ドライシェリー 20ml
ライムジュース 1tsp

個人的には、はっきりしない味だな〜と言う印象でw
なんとも微妙な感じです。
ビトゥインザシーツもなんかちょっとな〜と思う
個人的中途半端カクテルの一つですね。

今回のクォーターデッキもちょっとマイナーなカクテルです。
これをいじる人はほとんどいないと思います。
カクテルにも流行があり、僕もカクテルサイトを見て何が流行っているか
と勉強するのですが、同時に何がされてない、アレンジする人がいないかを
見ています。流行を追ったところで遅く、同時に波に乗るための情報の精査
人が手をつけないものに取り組む事で差別化を図っています。

クォーターデッキも文献を漁っていくと
ラムの指定はなく、シェリーの指定も実はないんですよね。
やはり、海外だとダークラムやゴールド、シェリーもアモンティリャードが
使われていたりします。

僕のレシピはその中間

ダークラム 40ml
モスカテルシェリー 15ml
ヴェルジュ 15ml
ライムの酸をヴェルジュに変え、酸の生合成を高めています。

ステアは中速
事前にプレミックス
ステンレスのミキシンググラスを使い
氷は、下に2つ、上にキューブを3つ組みます。
ガラスではなくステンレスを使うのは
材料が常温✖️冷蔵なので
冷えと、ダリューションを調節するためです。
味の濃い材料が多いので、結構ガッツリとステアして大丈夫
これ以上、氷が溶けませんってところが仕上げのポイントになります。

のように、僕のステアは大体この3パターンになります。
ポイントは材料の温度により使いわけることが大事。

ご参考までに!!

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