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JC論:JC活動とお金

JCの入会を勧めると必ず聞かれること、それは「JCってお金かかるんでしょ」ということです。

確かにお金はかかかります。私はLOMではいつもこう説明しています。
「年会費15万円プラス各種大会の登録料その他でざっと5万、月2回ぐらい懇親会があって1回5千円として年に12万円、ざっと年間32万円というところです。月におおよそ2.5万~3万円程度です。あとどこかに行ったら旅費がかかります。」

これが高いかどうかは青年会議所の年会費は高い?をご覧ください。高い金額ですが、能力開発や人脈形成や実績づくりのために払える人はそこそこいると思います。

ただ、この話をすると必ず「そんなことはない、もっとかかるはずだ」と言われます。でも本当です。それがコロナの拡大でばれてしまいました。ほとんどのメンバーが本当に2020年その程度しか使わないと思います。

なぜその程度しか使わないのか、それは「無駄な集まり、飲み会、二次会に行かない」からです。逆に言えば無駄に行けば、そりゃお金かかりますよね、という話です。

それじゃあ「付き合い悪いと評判が下がる」とか「役職に就けない」という人もいるかもしれませんがそんなことはありません。昔は知りませんが、今は無駄な二次会、飲み会に全然行かないJCI日本本会の役員は大勢います。むしろ私もそっち側です。面倒で眠いので基本行きません。もちろん会頭になる前からです。当然一次会は無駄にならないようさんざん飲んで話しをします。

今やサラリーマンでJCI日本に役職者として出向している人も大勢います。もちろん上記の金額が払えて、旅費が払えて、有給が取れるという条件がありますから、誰でもできるとは言いませんが、不可能ではないから出向してきているわけです。

もちろん、青年会議所の活動は元々LOMが基本であり、JCI日本に出向しなければならないものではありません。お金と時間の余裕があれば挑戦すればよいだけで、LOMでも得られることはたくさんあります。

なにしろ、今や日本はお金使い放題の時代ではありません。過去にはそういう時期もあったのでしょうが、もうはるか昔の話です。いい加減幻想を捨てて、コスパを追求するのが自然です。

もちろん一見無駄に見える集まりにも、一度は行ってみる必要があるでしょう。あなたの知らない世界が広がっている可能性はあります。ただ、一通り見たらあとは自分で判断しましょう。そして、無駄なことには無駄だと発言できるのが青年会議所です。これが伝統だ、と言われても、青年会議所始まって以来続いていることがどれだけあるでしょうか?調べてみると高々10年~20年ぐらい前に始まったことも少なくありません。似非伝統に流されず、「それは本当に必要なのか?」をよく考えて行動しましょう。

お金を使いすぎているなと感じたら、一度付き合い方を見直してみましょう。別に行かなくてもいいところはあるはずです。ただ、恩を受けたら恩返しするか、恩送りをしましょう。それが嫌なら受けなければよい話です。

惰性に流されてお金を使いすぎることは、あなただけでなく青年会議所全体の評判を落としていると考えてください。散財自慢とか評判が下がるだけです。「人の振り見て我が振り直せ」なのです。

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