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JC論:まちづくり、ひとづくりという手法に縛られるな

だいたいどこのLOMにでもあるのが、まちづくり委員会、ひとづくり委員会というものです。名前は年度によって変わるのでしょうが、まちづくり委員会はいわゆる地域社会開発系のことをやり、ひとづくり委員会は人材開発系のことをやるということになっています。

青年会議所の主な活動内容として、地域社会開発、人材開発があることは間違いありません。しかし、それは目的であって、手法ではありません。重要なことは、何が問題なのか?その原因は何なのか?どうあるべきなのか?という背景であり、何を変えるべきなのか?という目的なのです

まちづくり委員会だからと言って、人材育成を手法としてはならないわけではありませんし、ひとづくり委員会だからと言ってまちの仕組みを変えることを手法としてはいけないわけではありません。

例えば、まちづくりが進まない原因が、まちのマネジメントに関わる人材が少ないことなのであれば、人材育成をするべきでしょう。子供たちが外で運動しない原因が、死角が多く危険な公園にあるのであれば、公園の死角をなくすキャンペーンを行うべきです。

要は、まちづくり、ひとづくり、という委員会名は問題のありかを表しているのであって、活動内容を表しているのではないのです。自分の委員会の設置背景をよく考え、最適な手法を取ってください。

委員会名を考える場合も同じです。基本的に委員会名を手法にしてはいけません。委員会名が手法になると、手法ありきとなってしまい青年会議所らしい活動ができません。「××実行委員会」「××運営委員会」が許されるのは、運営が目的なのではなく、運営によるメンバーの育成が目的だからです。

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