中途採用と新卒採用

一般的に中途採用と新卒採用は分けられて語られます
そもそも新卒採用とは一体何でしょうか?

こちらをみるとどうも帝大出身者を効率よく採用するための歴史として発展してきたようです。そして大学紛争を期に機能不全に陥った大学進路部とは別に企業と学生をマッチングする仕組みを発展させたものが今日に到るようです。昔は企業情報がわからない、学生の質がわからないといところがあり、新卒マッチング業界は意味があったと思います。

新卒採用は1300億円ほどの市場規模があり、ここを取りに行っているのが各社マッチングサービスを持っている企業の狙いのようです。
一方で中途採用は

中途(正社員)市場が3000億円程度で派遣市場が6兆円強あるようです。
こう見ると中途の規模と新卒の規模はかなり近く、派遣市場が特異なものであるとわかります。
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次に各採用ステップを見ると
新卒採用は
1. 企業の採用ページもしくはリクナビなどマッチングサービスへのアカウント作成
2. 説明会への参加
3. インターン参加
4. 社員へのインタビュー※OB/OG訪問ともいう
5. 書類審査及び複数回の採用面接
一方中途採用は
1. 企業の採用ページもしくはリクナビなどマッチングサービスへのアカウント作成
2. 説明会への参加
3. 書類審査及び複数回の採用面接
というステップで進み、非常に似ている

話変わって、近年、企業情報を取得することは容易になってきており、学生の質の見極めも容易になってきています。
そのような中で本題としては新卒採用と中途採用を分けておく理由が薄くなっている。と感じています。
企業にとってはそれぞれに特化したサービスの登録や社員管理が必要となり、新卒チームと中途チームにわかれ、無駄が発生しているように感じます。これらが同じシステム上でラベル(新卒、中途)管理だけですめば費用の面でも採用労働力にしても減ることが想像できます。

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