たくさん汗をかくほど痩せるのか?
こんにちは、武内です。
今日は汗と脂肪燃焼についてです。
■汗をかくと痩せるのか?
結論からいえば、
汗をかいただけでは痩せません。
汗をかく目的は
「体温の調節」だからです。
夏場は暑くて汗をかきますが、
運動しているわけではないので
ダイエット効果は期待できません。
サウナや入浴も同じで、
デトックス効果は期待できますが、
脂肪燃焼にはなりません。
汗をかいた後は体重が減りますが
それは水分ロスです。
水を飲めば元の体重に戻るので、
脂肪が燃えているわけではありません。
痩せるためには「水分ロス」ではなく、
「脂肪ロス」が必要となります。
■汗の量には個人差がある
汗を分泌する腺には2種類あります。
「エクリン線」と「アポクリン線」の2種類で
これらの量は個人差があります。
エクリン線は全身に200~500万個あるといわれ、
汗を出す「能動汗腺」と
汗を出さない「不能汗腺」に分けられます。
汗を出す能動汗腺が多い人ほど、
汗をかく量が増えます。
同じ運動をしていても
汗をかく量に個人差があるのは、
汗腺の量が一人ひとり違うからです。
そして先に述べたとおり、
汗をかく量と脂肪燃焼は関係ありません。
汗腺が多い人ほど汗の量が増えますが、
他の人よりも脂肪が燃えているわけではないのです。
汗の量にかかわらず、
同じ運動内容であれば
脂肪は同じように燃焼します。
■汗の量が減るケース
一般的に汗の量は、
加齢とともに減少していく傾向があります。
実際に私のクライアントにも、
50~60代になってから
汗をかかなくなった方もいます。
ですが、
しっかりと運動をすることで
ダイエットに成功しています。
また、生活習慣によっても
汗腺が少なくなることがあります。
エアコンの効いた部屋で過ごす時間が長いと
汗腺の機能が低下します。
汗腺の機能が低下すると、
体外へ熱を出せずに体温調節ができません。
熱中症対策として冷房の使用は必要ですが
汗をかいて汗腺機能を良くすることも大切です。
■まとめ
汗の量と脂肪燃焼は別です。
汗の量が少なくても、
しっかりと運動ができていれば
ダイエット効果は得られます。
ただし、
発汗は体温の調節に必要です。
健康的な体を手に入れたい方は、
汗腺機能を高めるための生活習慣や
定期的な運動を心がけてみてください。
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