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ル杯1stR 3回戦 vs長崎(A)

2024/5/22 19:00  INトランスコスモスタ長崎

先日のリーグ戦は磐田相手に1-1と前半から磐田ブロックに苦戦するもセットプレーから先制し支配するかと思いきやまさかの失点。完全なる取りこぼし試合となったレッズ。今回はルヴァンカップとしてJ2V・ファーレン長崎との対戦。

長崎はリーグ戦9勝6分1敗の2位につける。現在クラブ新記録14試合負け無しを叩き出し、2018年以来のJ1昇格を目指せる立ち位置である。

長崎の今大会成績では、1stラウンド1回戦で元浦和DF森脇良太擁するJ2愛媛と対戦しスコアは4-3。2回戦ではJ1磐田相手に1-0と勝ち切り、この③ブロック最後の戦いでJ1浦和との対戦を控える。

☆V・ファーレン長崎戦への展望

情報と印象
・システムは4-3-3
・裏を狙う勝つためのサッカー
・力のある選手が多い
・新任下平監督のもと堅実なチームの印象

予想メンバー

希望メンバー

欠場濃厚: グスタフソン、岩尾、松尾、関根、大久保、ソルバッケン、安部
出場停止: なし

GK〜DF

キーパーはまず守護神西川選手から牲川選手へバトンタッチすることが予想される。また吉田舜選手も鳥取戦同様ベンチ入りするだろう。

ディフェンスラインでは、昨年加入後からフル稼働のホイブラーテン選手を中心に組んでくるだろう。
ショルツ選手佐藤選手の組み合わせを見てみたいが、指揮官のチョイスはどうか。

また右サイドバック石原選手はお休みで、復帰後2試合サブスタートの酒井選手が先発に復帰し腕章を巻くはずだ。

MF〜FW

中盤の底では痛みのあったグスタフソン選手に代わり安居選手が過去2試合先発していたが、この試合も無理せずサブスタートか。

またインサイドハーフでは前節メンバーから外れた小泉選手をはじめ武田選手など、見たい選手の多いポジション。エカニット選手も含めどのような組み合わせになるだろうか。

そしてこの試合の最注目は戦線離脱していた選手の復帰の舞台となるか。
昨夏加入後未出場の安部裕葵選手と今季の新加入ソルバッケン選手は期待大だ。

☆展開予想と相手の特徴

展開予想は極めて難しい。

どちらが主導権を握るかは当日エントリーするメンバーによりそうだが、浦和長崎どちらにせよ先制点とその後がポイントとなりそうだ。

先制点を挙げれたチームは必然的に有利となる。
その後の展開で変わらず押し込んでいき追加点を取るようなことがあれば、そのチームが試合をコントロールするだろう。
逆に先制点を挙げたものの、反撃をされる時間が長ければ長いほど主導権はそのチームに渡り、試合内容はグッと変わってくるはずだ。

理想は浦和がボールを保持し先制点を奪い、追加点を前半のうちに取り切りたい。

《攻撃の特徴》
力のある個性的な選手たちによるアグレッシブなアタック

このチームの中心となっているのは元G大阪のMFマテウス・ジェズスで、攻撃において要として縦パスをはじめ自分でも前へ顔を出せる万能型のプレイヤーで得点力も高い。

またFWエジガル・ジュニオやFWフアンマも得点源となっており、ゴール前は圧力をかけられる状況だ。

しかしファイナルサードまでは侵入できるが、最後のクオリティが低くドローゲームが多い。前節の鹿児島戦では3得点快勝し浦和戦に臨んでくるが、J1相手にどれだけできるかがポイントだ。

崩しとしては裏へのロングボールが目立ち、外国籍選手が中心となって活躍している。前者3人のほかにMFマルコス・ギリェルメはスピードがあるウインガーで、スーパーサブで投入されても脅威になってくるだろう。

ターンオーバーも予想される長崎、日本人選手のMF松澤は日本代表三笘薫を彷彿とさせるドリブルが武器。

とにかく特徴がある選手が目立つ攻撃陣だ。

《守備の特徴》
ファーサイドの守備やバイタルエリアを攻略されている

中央に人数をかけて締める守備で、サイドを捨てているような守り方
基本的に失点をしない組織を作っている印象で、サイドを打開されても最終的にはやられない堅固なチームを作り上げている。

しかし失点シーンや相手のチャンスを作られたシーンを分析してみると、ファーサイドの守備が甘く、易々と使われてしまっている。

また、バイタルエリアが空きやすいことも挙げられ、岡山戦では浦和から期限付き移籍したMF早川隼平にとことん侵入を許し決定機まで繋がれてしまっていた。

前節でも変わらず隙を突かれていたので、この試合でも空いてくるはずだ。

浦和の中盤の選手がしっかりと支配し、起用される選手の色や特徴が出やすいゲームとなるだろう。出来が問われる。

☆キーマン

[浦和] 武田英寿選手 背番号37(RAM)

J2水戸で武者修行をし、今季から浦和に戻ってきたファンタジスタ。
ルヴァンカップ1stラウンド2回戦ではJ3鳥取相手にゴールを挙げ、自身の特徴を満遍なく表現していた。
この試合ではJ2相手でひとつレベルが上がるが、彼は昨シーズンのアシストランキングで3位となる9アシストを記録。相手のレベル関係なくプレーできるはずだ。
リーグ戦で出場機会に恵まれないが、中盤の選手が目立ちそうなこの試合で再び活躍できるだろうか。

[長崎] M・ジェズス選手 背番号6(LAM)

インサイドハーフに置かれる攻守の要。
G大阪に所属していた2018年から大きく進化し、昨年再び日本に戻ってきたボランチ。
J1の舞台ではあまり活躍している印象はないが、長崎に所属した昨季よりパワーアップしていると感じる。一試合を通じて存在感があり、リーダーのようにプレーしてチームを牽引している。
J1でもやれる力がある彼の活躍は抑えなくてはならない。

☆結びに

浦和との対戦成績は2戦2分。

たった2試合しか公式戦で対戦しておらず、長崎がJ1に初昇格した2018年のリーグ戦のみでまだ慣れないチーム。

前回対戦はスコアレスドロー。初対戦は浦和FWズラタンのゴールで引き分けた。

3度目の正直の1発勝負。
しっかりJ1のチームとして、勝ち切りたい。

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