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#56 切符をお得に買って旅行しよう!

旅行。

行きたいですね。

コロナの影響が再び来てしまったので、なかなか遠出がし難くなってしまいました。

来る日が来るまで準備をして待ちましょう。
ということで、本日はお得な切符の買い方についてお話ししたいと思います。

JRの切符って、意外と皆さん知らない裏ワザ的なものがあったりします。

まず1つ目。

途中下車。

「途中下車」とは、旅行途中(乗車券の区間内)の駅でいったん改札口の外に出ることをいいます。

ただし、条件がありまして、


・片道の営業キロが100キロメートルまでの普通乗車券
・大都市近郊区間内のみをご利用の場合の普通乗車券
・回数券
・一部のトクトクきっぷ
・特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券、ライナー券

これらの切符では不可です。

次に往復割引

片道600㎞を超える距離を乗る場合、行きと帰りでそれぞれ10%引きになってしまうのです。

例えば、東京-大阪間を例に取ってお話します。
(今回は新幹線等の特急券は除く、乗車券だけのお話です)

東京-新大阪間を普通に買うと、乗車券は8910円になります。
距離で言うと552㎞です。
600㎞に足りませんね・・・。

ではどうするか。

西明石(兵庫県)まで買ってしまうのです!

こう買うことによって何が起こるか。

東京-西明石間ですと、乗車券は9790円になります。
高いやんけ!と思いますでしょう?

ところが、ここで10%割引が発動すると、なんと8810円になってしまうのです。
大阪超えて兵庫まで行くことになるのに、100円安くなる!
これが往復割引マジックです。

なんだよ、お得っていうのに100円かよ

って思いましたよね。

実は本領を発揮するのはこれからなのです。

先に話した途中下車の件を思い出してください。

通常、東京-新大阪という切符を買うとこのような切符になるはずです。

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これは、大阪市内であれば新大阪に限らずどこでも降りられるようになっています。
ですが、一度降りてしまうと切符は改札機に吸い込まれていきます。

そこで、西明石までの切符を買うことにより、新大阪で降りても改札機から切符が出てきます。
そして、進行方向に限ってそこからどこの駅でも乗り降り可能になってしまうのです。

ちなみに、東京-西明石間と同じく、東京-和歌山を買うことで、大阪環状線の大阪~天王寺までの区間が乗り降りし放題になるのです。
100円安くなって、より遠くまで行けてしまう。

これ、100円以上の価値があると思いません?


進行方向に限って乗り降りし放題と言いましたが、帰りはどうすんの?って疑問が浮かびますね。

そこで往復で買った切符が活きてくるのです。
往復切符は10日間有効であるため、【いき】の切符で進んで行って、【かえり】の切符で戻ってきてホテルに泊まる、なんてことが可能です。

すごく頑張れば、東京から名古屋まで新幹線で行って、名古屋から奈良、京都、新大阪というように行くことが可能です(笑)
※上でも書きましたが、新幹線は途中下車出来ないので、ご注意ください。

一番わかりやすい例として東京-新大阪間を出しましたが、当然JRであれば九州から北海道まで全ての路線で途中下車、往復割引を適用することが可能となっています。

ちなみに大阪から東京に行く時も、その先まで、例えば千葉の四街道(602km)までとか、中央線の阿佐ヶ谷(606km)とかまで買うことで、山手線の何駅かを乗り降り自由モードになったりできちゃいます!

こういったことを使いながら、楽しく旅行したいものです♪


早くコロナよ落ち着け・・・。


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