アンコントローラブル

両手の人差し指の付け根の部分の皮膚が酷く荒れて、あかぎれができたりして、いよいよ痛かったので皮膚科に行った。薬をもらって言ったら数日でみるみるよくなってきた。もう7日も経たないうちに綺麗になりそうだ。治っていく様子が嬉しくて、こまめに塗っている。

時間に伴ってゆっくり変化していく物事が昔から好きだ。
濡れたものが乾燥したり、液体中の個体が沈殿したり、氷が溶けたり。きっと人間関係も、よくもわるくもゆっくり変化する。

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"若者が何かに夢中になれるのは素晴らしい事だと想うけれども
俺は"ポストロック"なんて云う鈍臭い呼び方が
どーも好きにはなれないって訳よ"

熱中とか夢中ってやっぱどっか狂わせるんだと思う。狂ったように何かに向かう。それは程度の差こそあれ、モノだろうがヒトだろうが対象はなんであれ同じで、どこか狂った状態と、これまでの"普通"の乖離をどう折り合いつければいいのか、どう制すればいいのか、難しいよな。

人間なんてみんなどこか少しずつ狂っているんだって、陽菜子先生も言ってたしな。小説 言の葉の庭、すごい良かった。

そんなどこか狂った状態から、正常に戻ったフリして、でもそれは抑えられなくて、いつもと違うルーチンにハマって、それをダサいと揶揄するんだろな。でも仕方ない。一度狂ったらもう、戻れない。

夢中がやがて日常に溶けていけばいいのにね。消えていくんではなくて。

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