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私が30年勤めた会社を辞めるまで。#1

1993年に社会人になって、2024年1月まで、一つの会社でずーーと働いていました。世にいう、大企業というカテゴリーに区分される会社で、今でいえば、給与水準も福利厚生も申し分なし。部署によっては昭和的なノリのブラック部門もあれば、絵にかいたようなホワイト部門もあり。ただ、製造業で現場を持っていたので、「世の中の構図が良く見える会社」とも言えました。

そんな会社で働いて、管理職になって10年経過したとき、役職定年を迎える。その制度自体があることは知っていたし、驚くことはなかったが、やはり収入が激減したのはこたえた。。それでも生活するには全く困らないレベルだし、別に生活水準を無理して下げる必要もなかった。自分は父子家庭で子供との二人暮らし。お金は学費と自分の趣味のクルマ以外にお金は使っておらず、給与の減った分は、「家の修繕がどんどん後ろ倒しになるなぁ」程度にしか思わなかった。

でも、お金以上にこの役職定年を迎えて、「あと5年働いて、退職金ゲットして、その先5年 契約社員として働いて、65歳で年金暮らしって、成立するのか?」と。退職金は、毎年5月の給与明細にその年時点の額が記されるので、「今年辞めたらこの額か」っていうのを把握してから1年がスタートしていた。そういう、あと10年先のことを考えつつ、退職金の額の数字、年金定期便で見る需給予定額の数字をにらめっこしていたら「この先、65過ぎても働かないと、自分の生活は成立できないな」と。

では65過ぎて、いや60過ぎて(前の会社の)仕事を続けられているのか?と自問自答すると、組織は常に代謝が必要だし、ノウハウを伝授どうのこうのといったって、時代とともに仕事のやり方は変わるし、変わっていかないといけないはずだから、老害になる前に、今の組織からは離れた方がいいんじゃないかなぁっと、去年の秋に行った、永年勤続旅行の時に宿から外を見て、感じたのが会社を辞めることを本格的に考えた時期だった気がする。

なんか乱筆乱文でごめんなさい。

#2へつづく 。(不定期投稿)



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