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私が30年勤めた会社を辞めるまで。#2

>去年の秋に行った、永年勤続旅行の時に宿から外を見て、感じたのが会社を辞めることを本格的に考えた時期だった気がする。

ではなぜ、永年勤続旅行の時、本格的に転職を考えるようになったのか。

仕事から完全に離れ、旅行に「集中」した結果、以下3つのことが脳裏に浮かび、「もう、今の会社に勤めるのは、潮時かな」と。

1)子供が成人を迎え、バイトと掛け持ちだが個人事業主として収入も得る生活を始めたこと。
2)住宅ローンが完済できたこと。
3)自分が勤めていた会社の、世の中に提供してきた価値が、
  自分が求めている価値とは違ってきたこと。

とまぁ、こんな感じが転職をしようと思ったきっかけであるが、一番大きかったのは2)ですね。なんだかんだ言ったって、金銭的な負担が圧倒的に減ったことが、会社にというより、「給料に」しがみつく理由がなくなることを意味します。

結果として、自分は前の会社に対する「忠誠心」がなくなったことを、この永年勤続旅行で気づかされた感じです。

特段、手に職を持っていない私のような人間に、高額の住宅ローンを貸し付けしてくれたのは、大企業の従業員だったからで、30そこそこの若者に、世間はやすやすと住宅ローンなんて組ませてくれません。クルマにしても、オートローンがすぐ組めたし、任意保険だって団体保険の恩恵を受けてました。

その会社の看板を背負って30年働いて、退社するまで不祥事や事件を起こすことなく、また自分自身もケガをすることなく、五体満足で退社できたので、前の勤め先には感謝しています。

でも、提供している商品が、とても自分が欲しいと思える価値を提供してくれていないので、金銭的な呪縛がなくなったら、その会社に対する忠誠心もなくなり、結果、もういる意味ないなって思うようになったと。

でも、50代で、転職なんてできるの?
#3ではその辺を述べられればと思ってます

#3へつづく

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