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懐かしの駄菓子屋

妻の実家から歩いて10分程度のところにある「駄菓子屋 まめぶん」に足を運びました。前身の「豆文商店」は現店長の祖父の方とその奥様が大正末期から切り盛りをしていて、80年近く続いていたものを継いだという流れのようです。街の駄菓子屋で経営を成り立たせるにあたってどれくらいの売上が必要なんだろ。小売店の平均的原価率60%前後を基準で考えると、粗利益は40%ということになります。仮に1個10円のうまい棒(4月から2倍になりますが。)で考えた場合、粗利益4円。仮に100個売れたとしたら400円程度。明らかに薄利多売な商売なのはわかりますね。この粗利益から人件費やテナント代、水道光熱費など諸々固定費を賄わなければいけないことを考えると、日に3万円は稼がなければなりたたない。いかに固定費を抑えてやるかなので家族経営で住まいの一角でやるにしても経営を成り立たたせるのはかなり難しいですね。ちなみに自分達も結構な量のお菓子を買ったけど800円程度。同じタイミングで来ていた家族が6組、その前に4組ぐらい入っていたので個人経営の駄菓子屋さんの中ではかなり繁盛しているように思う。駄菓子屋さんは安く、様々な商品が揃っていて、子供の味方というイメージだが、経営している当人はマイナス経営覚悟で子供の笑顔のためにとボランティアに近い形でやっていたりすることもあるようです。その一方で「おかしのまちおか」は固定費がバカ高い商業施設で人を雇っても経営が成り立つのは大量仕入れと駄菓子に紛れて利益の取れる商品をラインナップにしているところにあるのだろう。私としては街の一角にある駄菓子屋さんは懐かしい思い出の風景で、コンビニなどに足を運ぶなとは違って無駄買いが出来るのが醍醐味の一つだ。これからも足を運びたいから、街の風景として維持してもらいたい。子供の時よりは多少なりとも多いお金を持って伺えるので、大人買いでの貢献か、大人料金設定で通常の2倍とかで経営に貢献するってもありかな。

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