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全自動化される植物工場

愛知のブルーベリー工場、受粉の全自動化で通年収穫:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD221T10S2A420C2000000/

タイトル見ると受粉も含めて全自動化をしているように書かれているけど、あくまで受粉部分はクロマルハナバチをハウス内に放って行っているようだ。内容としてはハウス内の温度管理と昼夜の長さを一定にし、年中クロマルハナバチにより受粉させる事で通年での収穫を現在では可能にしている。そこに、東京大学内にあるスタートアップ企業が受粉と収穫を自動化するハーベストエックスを完成させれば、本当の意味で完全自動化でブルーベリーの通年収穫が可能となるわけだ。ただ今後課題になってくるのは、通年で動かした際の電力をどのように賄うかとかだろうが、太陽光発電の自家消費だけでいけるんだったら、脱炭素と組み合わせたビジネスとして成り立ちそうだが。あと気になるのは味とか栄養とか。そもそも水耕栽培(ブルーベリーの場合アクアフォームを土代わりに使っているのをよく見る。)は栄養を効率良く与える事で、収穫時期を早めたり、大きい実がなるようだが、土耕栽培の大地の恵みでじっくり育てた方が本来の姿で美味しいものが出来そうだが、水耕栽培に比べて農薬の散布量も多いみたいだし一長一短なんだろうな。いずれにしても少子高齢化、地球温暖化、宇宙空間での栽培などを考えていくと、植物工場のような工業的な農業はこれからも進化していく楽しみな分野の一つです。


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