行列のレジからわかること

今月から食材の買い出しによく使っているマックスバリューにセルフレジが3台導入された。今まではレジが5台あって袋詰めまでサービスでやってくれていた。そのため袋詰めが上手い人下手な人が明らかにいて、上手い人に当たるとラッキーみたいに属人的な部分に回転率を委ねていた。セルフレジだと自分のペースでやることになるためモタモタしていると周りから白い目で見られる気がして初めて挑戦する人にはハードルが高くなるのかもしれない。という事でセルフレジが導入されてからよく見る光景はセルフレジが全く人がいないのに、10人以上の行列ができている事だ。ここのセルフレジのハードルは二つあって、一つは機械に挑戦するハードル。二つ目は現金払いが出来ないハードルだ。もちろんどちらにも抵抗がない私はお陰様で全く並ばずにレジを通過できるようになった。まぁ袋詰めは定員の方が早行けども。機械に挑戦するハードルに関しては、機械音痴でもどこを触ればいいかがわかるぐらい簡単な仕様のタッチパネルになっているし、困った時のサポート定員もいる。でもその定員が暇になってしまうぐらいセルフレジは使われてないのがこのスーパーの現状。セルフガソリンスタンドが主流になる過程と同じで慣れてくれば誰でも出来るようになると思いたいが、客層がだいぶ違うから時間はかかるのかもな。しかしわからないのは二つめのハードル。現金支払いができないからセルフレジを選ばない人が結構いるんだよな。スーパーに限らず、カード払いでさえ時代遅れで、電子マネーが明らかに便利で支払いスピードも早いのに、未だに現金で払うのが主流な人たちが長蛇の列を作っているのは不思議な光景だ。この姿を見ていると行政で電子化が進んでも、スーパーのセルフレジにさえ寄り付かない一般市民に恩恵は受けられるのかは疑問ではある。中国みたいに老若男女問わず選択肢としてこれを使わなければならない環境にしなければ本格的な普及には至らないのかもしれないな。自分としてはお陰様でレジに並ばずに最速で買い物を終わらせられるからありがたいけど。

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