アレを食うくらいなら
皆様、昆虫を食べたことはありますか?
私はあります。関東のド田舎ですが、イナゴの佃煮はばあちゃんちの定番メニューでした。子供の頃はよく食べていました。
が、今となっては嫌悪感で吐きそうになります。見るのも嫌です。
何故なんだろう、不思議です。子供の頃は全然平気だったのに。むしろ美味しいと思って食べていたのに(ばあちゃんの煮物は絶品なのです)。
知識が増えるにつれ、昆虫が「食物」から「食べられないモノ」へと認識を変えてしまったのでしょうか。知識が体験を上回ることがあるのでしょうか。よくわかりませんが、実際に食べられなくなってしまったことは確かです。
何だかちょっと、もったいない気がします。せっかくの経験が活かせなかった、という意味で。
現在、政府の肝煎りで昆虫食の研究がなされているそうで(詳しくは知りません)、あちこちで「無理!!」という声が挙がっています。
そりゃそうだ、コオロギなんか食べたくない。
毎年、どこからか家の中に入ってきて鳴いていますが、ホンマにどっから入ってきたん?身近な昆虫ではあります。カメムシの次くらいに侵入経路が謎です。
見つけたら追い出しますが、食べようとは思いません。
おそらく、日本に住む現代人のほとんどがそうだと思います。地域によってはイナゴなり蜂の子なり、昔ながらの郷土料理はあると思いますが、コオロギは聞いたことがないです。私が知らないだけであるのかな?
まあ、たいていの方は食べたくないと思います。
ただ、「食糧難に備えて」ということならば、研究自体は意味のあることだと思います。コストを抑え、見た目では分からなくして、美味になってくれるのなら、まあ良いんじゃないかな。
今のところ、コストはかかるし、パウダーにしても美味ではないらしいですが。アレルギーの問題もあるしね。
そこまでして、いざ本当に食糧難でタンパク源がない、という状況になれば、私はコオロギを食べることを躊躇しないでしょう。だって昔はイナゴ食べてたんだから。
でも自分から好んで食べたくはないです。あくまでも最終手段です。
それより、SFのディストピア飯みたいな、人工肉とか開発して欲しいなあ…。そろそろ作れるんじゃないですかね、人工肉。大豆ミートとかでなく。ドイツかどこかで成功してなかったっけ…(うろ覚え)。
そちらならものすごく興味があるし、食べてみたいです。治験(と言うのかしら)バイトがあったら絶対応募します。
とは言え、近い将来の食糧難の前に、現在のフードロスをどうにかしろ、とは思いますね。
どうして生乳やコメを捨ててしまうんだろう。農家さんだって捨てたくないだろうに。どうにか加工して、廃棄をなくすことはできないのでしょうか。そっちに費用を投じて欲しい、と思いますね。日本人のもったいない精神、どこにいった?
今日も私は白米を美味しくいただいています。コメ離れとか言われてるけど、私はコメがなかったら生きていけないです。日本人で良かった。
お肉もお魚も大好きです。
こんな食卓がずっと続けば良いのですが…