【トレンド】なぜ今？岡田あーみん

おすすめトレンドに岡田あーみん先生のお名前が。
なぜ？？？(笑)

岡田あーみん先生といえば、『お父さんは心配症』や『こいつら100%伝説』など、りぼん掲載とは思えないような、ハチャメチャなギャグ漫画を描かれていた漫画家さんです。
確か当時のキャッチコピーが、「少女漫画界に咲くドクダミの花」みたいなやつだった気が。
私はリアルタイムでりぼんっ子だったので、その強烈な印象は今も深く残っております。

後年、『お父さんは心配症』はドラマ化もされましたね…。何かいい感じにアットホームなファミリードラマになってたような。ちゃんと観てませんが。
まあ、原作通りにドラマ化したらえらいこっちゃやで。色んな意味で無理でしょうね…。
現在ではコンプラ的な意味で、当時そのままの出版は厳しいらしいです。流石やな(笑)。

『ルナティック雑技団』はもしかしたら最後まで読めてないかもしれない。りぼんを卒業してしまったので…今ひとつ記憶が薄いです。
『こいつら100%伝説』はめちゃくちゃ好きだったなあ。あれ、ホンマおもろい。

それで思い出して検索してみたのですが、当時、岡田あーみんに続けとばかりのめちゃくちゃパワフルなギャグ漫画を描いていた、大石望先生という方がおられたのですよ。
もしかしたらりぼん本誌には載ってなかったかも。季刊誌のりぼんオリジナルとか、新人作家の読み切り作品を載せていた方で読んだのかもしれません。
すげー面白くて大好きだったのですが、その後はあまりお見かけしませんでした。調べたら単行本は2冊出ていた模様。1冊目の『目撃者』はたぶん持ってた。

おそらく、その『目撃者』に収録されていたと思うのですが、めちゃくちゃビビりでホラー嫌いな主人公の少年が、ホラー好きの少女に気に入られたいがために無理してホラーに触れる…という内容の作品があって(そのタイトルが『目撃者』だったかどうかは覚えていませんが)、それがめっちゃ好きでした。
主人公、怖さのあまりおかしな言動を取ってしまうのですが、それが意中の彼女にはプラス方向にとらえられて、引くに引けず、ビビっていることを知られたくないがゆえに更に壊れていく…という。

あれはもう、天才的に面白かったです。
文章にしちゃうとその面白さが伝わらないのがもどかしい！すげー勢いがあって、爆笑してしまうこと間違いなしなのですが。
残念ながら、単行本は絶版になっており、電子化もされていないようです。

探してみたら、そういう作品ていっぱいあるんだろうなあ…。単行本になってないものも含めると相当数ありそう。
特に少女漫画は作家生命が短い(若いうちにデビューするが、若いうちしか描けないパターンが多い。また、出産子育てで引退する作家も多い)ので、実は凄い作品だけど知られていない…というのはあるだろうと思います。
長く描き続けられている作家さんは本当に凄いですよね。これはジャンル問わずですが。

もし、皆様にも「あまり知られてないけど、これ面白かったよ！」という作品がありましたら、是非教えてくださいませ。