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アニメ『推しの子』の衝撃

今期の春アニメ、何を観ようかなあ、とりあえず第1話観てみっか!とお気楽に観始めたところ、とんでもない展開で度肝を抜かれたのが『推しの子』である。

『推しの子』は週刊ヤングジャンプで連載中のマンガが原作の作品。

私はこの原作を読んだことがない。たまにTwitterのPRで流れてきて、アイドルの産んだ子供たち(双子)がライブでノリノリのオタ芸を披露している部分だけは知っていた。なので、今ひとつパッとしないアイドルが、子育てを通して何かを掴み、トップに登り詰めるサクセスストーリーなのかな?と思っていた。

全然違った…。

これはとんでもない作品である。
アニメは先行配信で観たので、ネタバレは避けるが、とにかくとんでもない怪作であることは明言しておく。
よくこんな展開を思いついたものだ。尊敬する。ggったらかぐや様の原作者かよ天才か。

第1話は90分ある(この時点で力の入り方がヤバい)のだが、これは絶対観ておくべき作品だ。是非観ていただきたい。
アニメ史に残る第1話だと思う。これほど衝撃的な第1話を、私は知らない。
作画も演出も素晴らしいものだった。動画工房さん、こんなアニメも作れるのか…。

ネタバレしないと決めたので、これ以上言えることがないのだが、とにかく観てほしい。私の言いたいことが理解してもらえると思う。

いやあ、これ、原作ファンの方のご意見も聞いてみたいところだ。きっと今頃、完全初見の私のように衝撃を受けているのを、ニヤニヤしながら眺めておられることだろう。
あまりに衝撃的だったので、原作を読むのはアニメ終了まで控えたい。本当は今すぐ今後の展開を知りたいところだが、自分で自分にネタバレしたくない、という謎の感情に襲われている。原作の販促としては失敗なのかも。アニメ終わったらちゃんと買うのでマジすみません…。

アニメ界隈では漸くなろう小説原作ばかりの時期を越え、他の様々な作品原作のものが増えてきたように思う。なろう小説も面白いものは面白いのだが、いかんせん世界観がなあ…転生ものばかりでパターンが生まれてしまっているし、突出して凄いものというのは出尽くした感がある。正直、食傷気味である。

そんな中で、やはりジャンプ掲載作品というのは凄いものだな、と改めて思う。王道ものはもちろん、最近ではジャンプには掲載できないけれど面白い作品がオンラインにたくさんある。色々と批判されることも多いジャンプではあるが、やはりマンガ界のトップを飾る媒体であることは間違いない。今後も新しい作品、新しい作者を生み出してくれることと思う。

ともあれ、『推しの子』、これは今期最大に推せる作品であろう。とにかくヤバいので観ていただきたい。

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