見出し画像

猫様に起こされる

皆様のおうちの猫様は、どうやって起こしてくださいますか?

元々夜型の生活だった私、仕事がなければ昼くらいまで惰眠を貪ることを至上の喜びとしている。
普通、私くらいの年齢になると長く眠ることが出来ないらしいのだが、私は若い頃の睡眠負債のせいなのか、自律神経がおかしいせいなのか、いくらでも眠れる。前職は肉体労働であったので、疲れもあって休日は20時間近く寝ていることもあった。明らかに異常だが、寝ている本人としては眠いのだから仕方ない。

猫様もよく眠るいきものである。シニアになると本当に一日中よく寝ている。
しかし、お腹は空く訳で、惰眠を貪る下僕を容赦なく起こしてご飯を要求される。

この起こし方、多種多様である。

キジトラさん→基本的には下僕が起きるまで寝ている。出会った頃には既に高齢だったようなので、あまりご飯の時間にはこだわらなかった模様。当時は夜明けまで原稿を描いていたので、私が寝る頃に出かけていくことも。

三毛さん→下僕の顔を舐める。大抵はあご。同じ箇所をしつこく舐める。結構痛い。少しだけお爪を出して下僕の顔を引っ掻く。だが、なかなか起きないので諦めて下僕が起きるまで一緒に寝るように。ごめんなさい。

キジ白さん→しっかりとお爪を出して下僕の顔を(以下略。それでも起きないと、鼻フックをかます。ものすごく痛い。普段めちゃくちゃ優しいのに、本当に容赦ない。ごめんなさい。

茶白さん→優しく下僕の顔を舐める。おでこ、耳など。どこで覚えたそんなこと!?最近は起きない下僕の顔を容赦なく引っ掻く。本当にごめんなさい。優しいあなたに戻ってください。

キジ白くん→まだ起こしてくれない。茶白さんに任せているのかもしれない。下僕が起きるまで暖かいお部屋でのんびりしている。下僕が起きる物音で部屋へ飛んでくる。

基本的に容赦がない。起きない私が悪いのだが、少しは優しくしてほしい。茶白さんが優しさMAXのジゴロ仕様から強制起床に変わってしまったのが、本当に惜しい。私が悪かった、ごめんなさい。反省してるからジゴロに戻ってください←

普段は優しい猫様ほど、ここぞという時には容赦がなくなる傾向があるようだ。
三毛さんやキジ白くんは割と気が強いタイプだが、少なくとも三毛さんは下僕を起こす際には優しめだった。今後キジ白くんがどうなっていくのか、楽しみではある。
キジ白さんと茶白さんはおっとりとした温厚なタイプである。それでもキジ白さんに関しては、猫様としてのプライドが高かったように思う。動物病院で暴れたのは忘れられない…。茶白さんは本当にのんびり屋さんで、抱っこは嫌いだが、お膝に乗るとされるがままだった。しかし最近はお爪を切らせてくれなくなってしまった。寂しい。若造(キジ白くん)が来たからだろうか。猫様には猫様のプライドがあるのだ。

昨日、優しく肉球で起こされるという下僕さんの話を聞いて、羨ましく思ったので書いてみた。
やはり下僕たるもの、猫様の要請には迅速に対応すべきなのだな、と改めて思った次第。また、優しく起こしていただけるよう、努力したいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?