心配性なもので突然ですが若人へ

私の父は84歳ですが、お蔭様で今でも元気です。父が人に意見するときはよく「俺も心配性だからこんなことを言うんだけれど」と言ってから本題に入っていました。こういうところは親子として似ているなぁと思います。

「私も心配性なものでボーっと生きている全ての日本人に問います」という気持ちでこのブログを書いています。

特に若い人、これから日本で生きていかなければならない(否定的に書いています)人へのメッセージです。

昨年は明治維新150周年でした。前にも書きましたが、150年なんてそんな昔の話じゃありません。せいぜい4~5世代くらい前でしょう。明治維新から50年、今から100年前に第一次世界大戦後の連合国軍として勝利し、パリ講和会議のヴェルサイユ条約に調印しました。連合各国の総意として赤道以北の旧ドイツ領を委任統治(統治してくれるように頼まれた)ので サイパンやパラオ、トラック諸島を日本が統治していたのです。この統治を受けた原住民は日本を悪く言う人は少ないでしょう。日本の統治とはそういうものだったのです。チョンマゲを結って刀を差していた時代から50年で実質的に当時の世界の5大国に日本が入ったのです。今の私たちでは出来ません。

  • 日清戦争1894年(日本勝利・3国干渉あり反論できず下関条約で得た遼東半島を清に返す 臥薪嘗胆)

  • 日露戦争1905年(日本薄氷の勝利 ロシアが清から受領していた大連と旅順を租借 勝ったが賠償金なし)

  • パリ講和会議1919年(世界で始めて国として人種差別撤廃を明確に主張し多数の賛同を得るも不採択とされる)

オレンジ計画はアメリカが交戦の可能性のある国を「仮想敵国」として対日本戦争計画につけられた名称です。日本以外にも たくさんの国を想定して備える。さすがアメリカしかも計画製作に着手したのが日露戦争直後だというのだからすばらしい。(皮肉です)だだし、オレンジ計画がアメリカと戦わなければならばくなった直接の原因ではありません。彼らは国防として当然の備えをしていたのです。

問題はパリ講和会議での人種差別撤廃の主張、ものを言う有色人種の登場。この後、日本は正当な理由から中国に駐屯していたのに段々色々な出来事に巻き込まれていきます。いつかの選択肢の誤りもありましたが、ヴェノナ文書が示すとおり、一部の人間の意のままにひきずられて行きました。結果は皆さんの御存知の通りです。

無知とは怖いものです。教育とは何でしょうか、うちの娘は聞いてこなかったのですがよく お子さんが「何のために勉強するの?」って聞きますよね。そういう時はぜひ言って上げましょう。「勉強しないと、自分の判断で行動できない人になってしまうよ。人の言うことを聞いて正しいか正しくないか解らない。間違っていても誰かに付いていくしかない人になってしまうよ。」と。

ここの細かい説明は今日は書きませんけれども、この後の敗戦によるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)の基に今の自分たち日本人が生きているということ。過去100年の結果が今だという事

福沢諭吉の脱亜論知っていますか。極東の3国は欧米から見たら同じような人種や国柄に見られてしまうけれど、とても考え方が違うから、近いからといって特別なお付き合いはしないで世界には日本はこれらの国とは違いますと宣言して欧米寄りの外交を進めていったほうが良い。と私の感覚から言うとそういうものです。

アメリカもようやく気づいて今になって反中国に舵を切りましたがもう遅いです。アメリカが気づいたのに、福沢諭吉の国の日本人がまだ気づいていません。(また皮肉です)私は恐らく長生きしないと自分で思っているのですが、娘が不憫です。日本人は、何を武器に世界に対してどう振舞って生きていくのですか、何で稼ぐのですか?団塊以上のお年寄りが輸出で稼いだ貯金を使い果たしたら終わりでしょう。戦後復興・電子立国・自動車立国の次、まさか誰かに食べさせてもらえるだろうなんて考えているわけないですよね。誰かが考えてくれるだろうなんて思ってませんよね。

残念ながら、もう私たち(あなたたち)は間に合いません。変わるのには何十年も掛かるのです。失われたものを復活させるのは出来ないのです。現実を見てください、他のアジアの国(中国やシンガポール他)の労働者でなく、管理職の給料は、日本人管理職のずっと上に既になっていますよ。こからは優秀な人は日本で働いていると、割に合わない時代です。日本は単純労働の国になり、賃金はもちろん国力も低下すでしょう。WGIP対策をしなかったツケ。競争より共生、皆で並んでゴール! なんていっている間に、出し抜かれました。

毎日のように店員やアルバイトの不道徳な画像が流れて 「対策はないのでしょうか?」 などといってますが笑ってしまいます。方法はあります、かつての道徳至上主義に戻すのです。法律では人間は縛れません。でも悲しいかな人間はどこまで行っても都合が悪いことには気づかないフリをしてしまう。日本は最貧国になってから出直すしかないのかもしれませんね。「自由平等博愛」って絶対の徳の上にしか成り立たないのですよ。学校から取り払われてしまった「二宮尊徳」が言っていたじゃないですか。

 

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