マガジンのカバー画像

日本神話 古事記 やさしい解説

28
運営しているクリエイター

2020年2月の記事一覧

日本神話(18)宇気比/誓約/受霊(うけひ)

宗像三女神は思い入れのある方も多いのではないでしょうか、玄界灘に一直線に鎮まる お宮に祀られる神は、現代人の目から見ても至極神秘的な地で神意というものを強く感じます。私は古事記派ですが日本書紀でも三柱の神は特別に尊いご存在であるとされています。 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として平成29(2017)年に世界文化遺産に登録されましたが、信仰のある人にとっては、そんなことはどうでもよいでしょう。この海路がどれほど大事なものであったか、それを鎮め守ることが日本にとってどれ

日本神話(17)天照大御神・建速須佐之男命  宇気比/誓約/受霊(うけひ)

あなたは自らの心(清く正しきこと)を証明しなければならない局面で、どんな方法でそれを示しますか。 古来、日本人は「穢(きたな)き心」「清明(あか)き心(きよい心)」というものを非常に大事なこととして生活してきました。(穢(けが)れ(汚れ))というものを忌み嫌い、清いということを好む民族なのです。 身を清める、手を清める、建築物はシンプルな白木で作る。悪いことをしたら(していなくても)切腹。生き方も、経済も清きを求め汚き行いを最も軽蔑しました。 今はどうでしょう。お金持ち