【ネタバレあり】ピンポン THE ANIMATIONの感想

お久しぶりです。take967(タケクロナ)です。今回は【ピンポン THE ANIMATION】についての感想(というか解釈?)です。今回もネタバレありなのでまだ観ていない人はご注意ください。ちなみに最初は硬めな感想、最後は柔らかめな感想となっております。

まずは【僕の血は鉄の味がする】という台詞についてです。

この言葉はペコとスマイルを繋ぐ大切な言葉です。しかしペコとスマイルでは捉え方が違うかもなんて思いました。

2人の根本的な違いとは何でしょうか?

初めてペコがスマイルに血は鉄の味がすると言ったときにスマイルはすでに「情報としての形で知っていた」と私は考えました。それに対しペコは「体験としての形で知っていた」といったところでしょうか。

いじめを受けたスマイルが掃除箱に閉じ込められペコがその扉を開けるシーンがあります。それは「閉ざされた知」で満足しがちな不完全なスマイルを「開かれた知」へとペコが導いている例えのようにも感じました。

「情報として知っていること」と「体験として知っていること」には明らかに差があります。それをスマイルに強く実感させてくれたペコがヒーローという設定なのかなあと。スマイルだけでなくチャイナやドラゴンを閉ざされた世界から開かれた世界へと導くペコは紛れもなくヒーローそのものなのです。

ちなみに1番のベストカップルはバタフライ・ジョーとスマイルでした(笑)

バタフライ・ジョーが夏なのに鍋を準備してるシーンは謎の涙がぐわっとこぼれ落ちましたとさ。

最後に「卓球なんて死ぬまでの暇潰しだよ」と言っていたスマイルが「本当は卓球に賭ける人生も悪くはないと思います」といえちゃう世界線にはとても好感を持ちました。素直な大人万歳。

take967

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