【無料ブログ診断Vol.3】ふぃっしんぐっど
こんにちは。ごーどん(@take_404)です。
bosyuで募集している「無料ブログ診断」の第3弾として今回も頑張って書いていきます。
ちなみに第1弾と第2弾はこちらです。
今回診断したのは下記のブログです。kawaguti@釣りと魚料理
さん(@fishing_ppp1)のブログになります。
サマリ
ahrefs上で見ると、SEO流入も順調な右肩上がりですね。
しかも、かなり多くのキーワードで1位表示ができていますね!
1位の記事を読んでみて思ったのは、「すごい」です(シンプル)
すごいと思った点は、
・オリジナル画像がたくさん
・実体験がリアルに語られている
・文字量も適切
総じて、1次情報になれているんですよね。
マクリンさんも言ってますが、1次情報ってSEOにとても強いんですよ。
個人ブログの強みは、パッションの乗った一次情報が書けるところです。
ほぼほぼマクリンさんと同意見ですが、僕が考える一次情報がSEOで強い理由は、
・オリジナル性が強い(画像や文章)
・サイト内ユーザー行動が良い
・拡散されやすい(質の高い流入が集まりやすい)
・被リンクがつきやすい(情報ソースになりやすい)
kawaguti@釣りと魚料理さん(@fishing_ppp1)は、実体験を元にパッションのある記事がかけているからSEOでも強いんでしょうね。
そんな相談者さんですが、あまりSEOは意識していないそうです。
そこが逆に良さになっていると思うので、今回は良さを失わない程度にSEOチューニングをするにはどうしたらいいかの分析を行っていきます。
今回のお題
「北海道 釣り」で上位表示されたい
検索ボリュームも高く、狙っていくべきキーワードですね。ただ、上位表示されているサイト群がなかなかのドメインスコアを持っているので、サイトとしての包括的対策が必要です。
ちなみに僕は「SEO総合格闘技」って呼ぶのが気にいってます。
それでは、現状分析から入っていきます。
現状分析
「北海道 釣り」で相談者さんのブログは70位あたりに表示されているようです。ちなみに記事はこちら。
しかし、検索結果上位を見るとブログやサイトのトップページが表示されていることが分かると思います。
つまり、Googleは「北海道 釣り」というキーワードに対してユーザーが求めているのは単体の記事ではなく、まとまった情報ソースであると考えているということです。
なので、「北海道 釣り」で上位表示させるべき相談者さんのページはブログトップになります。
ブログトップが上位表示されるために必要なことは、ざっくり下記です。
・ドメイン力
・テーマ性の高さ
・サイテーションの多さ
・絶妙なカテゴリ設計
簡単に一個ずつ説明していきます。
ドメイン力
被リンクの量と質、およびインデックス量(=記事数)と言っていいでしょう。
相談者さんのブログはそれなりに被リンクがついていますが、同じドメインばかりからついているようなので、よりバリエーション多いドメインから被リンクを獲得できると良いでしょう。
リンクビルディングは、そう簡単に成し遂げることができる妙義ではないのですが、相談者さんのブログを見る限り、かなりまとまった一次情報ソースになっているので、適切なメディアや人の目に触れるように工夫できれば自然と被リンクがついていくかと思います。(釣りに詳しくないので、権威のある釣りメディアがわかりませんでした...)
テーマ性の高さ
このブログのテーマは「北海道の釣り」である、がGoogleに伝わるかどうかです。
Googleは自然言語処理(超SEOおたくの方はBertってNLPのやつを調べてみてください)を使って、含有しているキーワードからかなり高精度でサイトのテーマを認識しています。
ちょっと小難しいのでスルーでも大丈夫ですが、この辺を理解するとサイト作りがちょっと変わってくるので興味ある方はNLPなどを勉強してみてください。
話を戻すと、相談者さんのブログは「北海道 釣り」でテーマ性を認識されてきってはいない気がします。
確かにサイトのTitleには「北海道 釣り」が入っています。
しかし、下層カテゴリや記事が北海道のテーマを拾い切れているかというとそうでもない気がしており(すみません、サンプルでいくつかしか目を通せていないです...)、サイトの最上位であるドメインにテーマパワーが渡っていない気がします。
だからこそ、「北海道 釣り」で70位あたりに特定の記事がランクインしてしまっているのです。
ここをうまくサイトドメインで表出させることができるようになれば、ランクも大幅に上がるかと。
やり方としてはいくつかありますが、今回は良さを失わない前提で改善をしていくので一つやってみるといいかなと思うのが、「北海道 釣り」で上位表示している記事に自然な形でサイトトップへの内部リンクを貼ることです。
SEOをちょっと知ってるなら、「いやいや、ヘッダーにサイトトップへの導線ありますやんww」って言うかもしれません。
しかし、Googleは<header>タグと<body>タグを別プロセスで処理していると言われていますし、bodyの中にリンクがないとほぼほぼ無意味とすら言っている方もいるくらいです。
また、ユーザーに押されるリンクでなければ意味がない説もあるので、押される自然な形でリンクを貼ってみてください。
サイテーションの多さ
サイテーションは、リンクのない被リンクです(何を言ってるんだ僕は)
Googleの頭がどんどん良くなってくるに連れて、リンクがなくても言及されたことを拾い集めることができるようになりました。
わかりやすい例で言うと、転職サイトという超絶マネタイズできるBigキーワードで上位表示されているmotoさんと呼ばれる方のブログがあるのですが、彼は記事数もほんの数十記事しかなく、ドメインもそこまで強すぎません。
ただ、TwitterやVoicyなどあらゆるメディアでファンを獲得しており、「転職ならmotoさん」というサイテーションが世の中にあふれています。
その結果、motoさんのブログが超絶SEOに強くなると言うスーパー2019年っぽいSEOでお金をじゃぶじゃぶ稼いでいるのです。
相談者さんもTwitterなどを活かして、「北海道の釣りならkawagutiさん」となれば、SEOでも強くなっていくでしょう。
絶妙なカテゴリ設計
これはサイト設計時に決めていないとなかなか後から変えるってことが難しいかもしれませんが、「北海道 釣り」ならどんなカテゴリが必要かを考えてサイトを作っていく方法です。
最近はユニット構造などと呼ばれていますが、下層のカテゴリでもテーマ性を高めて、そのテーマ性の総合戦でサイトトップで戦うやつです。何言ってるかわからない人はこの本を読むと良いかと思います(アフィリエイトリンクなので嫌な人は普通にググってくださいw)
例えば、「エリア別」「北海道で取れる魚の種類別」など、ユーザーが求めていそうな情報をいい感じにカテゴライズして、それのパワーを集めてトップに集めるやり方になります。
ここは話し始めると長くなるので一冊本を読んでみたり、それなりなキーワードで上位表示されているサイトのカテゴリ欄を見てみるとわかりやすいです。
まとめ
今回はあまり具体的な施策をお伝えすることはせず、総合格闘技としてのSEOをするために最低限意識して行った方がいい方向性のみ述べさせていただきました。
なぜなら相談者さんのブログの良さは「パッションのこもった一次情報の量と質」だからです。その良さを失ってまでSEOチューニングする必要は全くありません。
ただ、サイト全体の形を整えていったり、サイテーションや被リンクなどの外部施策は良さを失うことなくできるので、そのあたりに頭を使って行ってくれると良いと思いました。
ぜひ「北海道の釣りならふぃっしんぐっど」となってください!
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