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Dear Mr.Songwriter Vol.0

 音楽を好きになったきっかけは佐野元春さんです。the pillowsのさわおさんじゃないけど、ロックスターの頂点なのである。これからまず自己紹介として初めての出会いからいってみる事にするよ。
 その前にまず音楽の体験から、一番古い記憶を辿るとはっきり覚えているのは沢田研二、ジュリーの"ダーリング"のシングルレコードが家にあって小学校低学年の時、歌声をラジカセにマイクを繋げて録音したのを自分で何度も聴いていたお調子ものの子供でした。何故ジュリーのレコードがあったのかは、父親が阪神タイガースのファンでGSのタイガースも好きだったって。それで今でも父親の影響で野球はタイガースファンなのです。 
 少年野球に打ち込んでいた小学生の時は特に音楽は興味はなかったんだけど、テレビでベストテンはよく観てたんだよね、少し成長した14歳、そこでカッコいいなーって思ったのは吉川晃司の"You Got A Chance"それから土曜日、学校が半日で終わってFM TOKYOのコーセー歌謡ベスト10って番組だったと思うけどよく聴いてて明菜ちゃんとか好きだったなー。でもレコードを買うまでにはいかず、レンタルレコードを借りて聴いてた。しかも家に録音する機能がなかったから友達にダビングしてもらってたんだよ。そして中学3年、クラスの少年野球の仲間だったTくんが隣りの席にいてなんだか表紙がお洒落な雑誌を見せてくれて、それはFM STATIONなんだけど、その中に好きなアーティストみたいなコーナーがあって、ビリー・ジョエル等の洋楽勢を差し置いて1位だったのが、佐野元春!!
 名前はなんとなく知ってて、NHKで流れてたなーって、後にYOUNG BLOODSと知る。それから父親が買ってきたTV雑誌を見てたら、なんと東京12チャンネル(今のテレビ東京)で番組をやるではないか、これは観なくてはと思いビデオのVHSテープを買いに走り、そして待ちにまった当日!正座して待つ夜、始まったー!ドゥンドゥクドゥン…シュワーー、うん?なんか早口でよくわかんないぞ、アンジェリーナね、それから、ハロー、シティライト♫、今度はライヴだ!ガラスのジェネレーションね、そんでもって、ダウンタウン〜ホニャララ〜♫おー、これもなんて歌ってんだかわかんないけどー、テープが投げ込まれてすげー盛り上がってる!!悲しきRADIOね、それから、イントロカッケー!なんかしゃべるみたいに歌ってるけど、コンプリケーション・シェイクダウンね、それから怒涛のMVが流れて、"99ブルース"はこの番組用のオリジナルだったと思う。めっちゃカッコよかった。そしてエンディングはジャズぽくてこれもカッケーぞ!!Café Bohemiaのテーマね、で終わった。
 この時のなんとも言えないすごいの観ちゃった感じは今でも鮮明に覚えてる程、強烈なインパクトを残したのである!そう佐野元春、初体験はテレビだったのです。そして1986年ニューアルバム「Café Bohemia」が12月に、2年7ヶ月ぶりに?しかもオレの誕生日じゃん!勇気を振り絞りレコード屋さんに予約する事に成功し、発売日当日ポスターを貰って帰ったのである。そういえば当時は丸まったポスターが箱に入っててご自由にどうぞって感じで置いてあったんだよね。今は転売する輩がいるから貰えないんだよ、少し寂しい。
 だがしかし家にはラジカセしかなく、CDを再生する機械がない、という事でステレオを持っていたHくんにテープにダビングしてもらったのだ。なら最初からカセットテープ買えばいいじゃん、というツッコミはなしでCDが欲しかったんだよ、わかってくれるかい?そして高校生になり、ライヴに行きたい!と思い、ちょうど横浜スタジアムでやるという事は知ってたんだけど、周りに元春好きな友達がいなく、1人で行く勇気がなく断念、やはり人気があったのはBOØWYが一番だった。
 そして年が明け1988年の2月、初めてのライヴはCDをダビングしてくれたHくんと八王子市民会館に、2階席のほんと後ろだったけど、客席が揺れたんだよ、冗談抜きにマジで!これほんとにすごい盛り上がりで稲妻を撃たれた様な気持ちだった。この光景は今でも断片的だけど忘れる事はないんだろう。
 それから過去作を手に入れて毎日の様に聴き、ラジオのDJをしている事を知り。そこで幾つものロックンロールを浴びて、あらゆるものに影響された10代でした。そしてあれから時は過ぎていったけど、ここらで自分のメモリーの為に活動をnoteにまとめていきたいと思います。ゆっくりのペースになると思うけど、どうぞよろしくお願いします。

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