屋根の上へ積み上げられたごみハウス
細い路地裏を歩いていると、遠くからでもかなり目立つ「ごみ屋敷」がある。
以前は、屋根の上へこれだけごみが積み上げられていた事もなくほんの少し程度だった。
しかし、日に日にそのごみは極端に増え、今では、屋根が潰れるんじゃないかと言うほどタイヤから衣類、椅子など、かなりの数が積み上げられ、よくこんな高い所へこれだけのタイヤをのせたかと思うけどごみの山になっていた。
今年、はじめ頃までは、玄関付近も半分だけが通れるようになり、それでもごみでなかなか入りづらいほどの入口。
それから2カ月・・・
再び、この裏路地のごみ屋敷を見に行くと、その入口もごみで埋め尽くされ、どこから入っているのか・・・と思うけどギューギューにごみが詰め込んであった。
近所の話だと、そこには老婆が住んでるようで、低価格でタイヤや衣類を引き取り、そのお金で生活してると言う。
よく、テレビでもごみ屋敷の特集も放送されているが、周りから見ればただの「ごみ」…。
しかし、このごみを集めている人にとっては「財産」だと言う。
この家の老婆もそう思っているのか?
数日前行った時は、玄関入口付近には、小さなソファーのような物はなく、その後、日にちが経たない位に行ってみると、今にも落ちそうな位の小さなソファーのような椅子が屋根の上に上げられていた。
近くに駐車場もある事で、一応、車や人はある程度通る場所でもあり、近所の人もそのソファーがいつ落ちてくるのか…と心配していた。
その家の周りを見ても、断熱材のようにゴミで囲まれていた。
ごみの中には、スプレー缶のような物も多数あり、熱くなった時や圧力がかかった時に火災の恐れもありそうな危険な物ばかり。
これだけのものを数か月でここまで山にしただけで、ただ関心してしまうが、老婆も今はここには住んでなく、近所のどこかに住んでいるとの事。
近所の話だと、一応、市長もこのごみ屋敷を見に来たらしいが、結局、持ち家の為、勝手に処分する事も出来ないとの事だった。
このあたりも火災になった時は、消防の車も入りずらい細い道でもあり、その時まで放置しておくしかないのか?
今の所、悪臭などはなかったが、きっとこの家の中には、ごきぶりなどはかなりいそうな感じもした。
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