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美作八十八ヶ所霊場めぐり 54番札所 興禅寺

8月5日。
美咲町錦織の興禅寺に、おまいりしました。

ご本尊は、正観世音菩薩
御詠歌は、ゆきくれて いちやのやどを こうぜんじ てんじくさんの つきをみるかな

山門までが見事。

南無大師遍照金剛と記された、石柱がびっしり。
読んで上がると、お大師さまと山門まで行ける感じ。
「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛、、、」

薄ピンクの芙蓉の花は咲き始めで、可憐な姿を見せている。

仁王門も力強い。

仁王さまについて説明書があった。
仁王さまは金剛力士のことで左右二対が一対であるために二五さま、仁王さまと呼ばれているらしい。

向かって右の阿形は大きく口を開けており、生命の誕生を産むと言う「那羅延金剛」


向かって左の吽形は口を閉じ、人生の締めくくりをする「密迹金剛」



両方の金剛力士で一対となり一生を見守ってくれているらしい。(諸説あり)
そういえば、赤ちゃんで生まれてくる時は、産声をあげて口を開けているが、亡くなる時は口を瞑っているなあ。

今日は、仁王さまの学習ができた。

素晴らしい、山門の正面に大きな庫裡がある。
高野山の御紋も。

手水舎

石柱がずっと並ぶ。

お大師さま


宝篋印塔?よくわからないです。

お大師さまと並んでいる。

水子地蔵さまも
小さなお地蔵さまの数がとてつもなく多い。

帽子の色も
色とりどりで、手作りで心を込めての奉納なんだろうな。
お菓子やジュースがお供えしてあった。

そして延命地蔵尊も。
青空に映えていた。

鐘楼堂、本堂。
暑いけれど散策するには気持ちの良いお寺。

♪カランコロン、コンコン、キンキン♪
今日は涼しい風とは言えない、熱波が時々吹いてくる。その熱波に風鈴が風に揺られる、風鈴の奉納を募っているみたいで、20個弱の風鈴が風に揺れる。
ガラスの風鈴の音が心地よく、涼しさを感じるくらいだ。

しばし、その音に耳を傾け風を待つ。

透明なガラスの風鈴の模様は
紫陽花、朝顔、金魚、花火などなど。目も耳も和ませてくれる。

本堂前はちょっとしたオアシスになっている。


本堂の扉が開いていたので、そろそろ中を伺い、上がらせてもらう。

華やかな祭壇のお部屋は、もう
なんと言っていいのか、綺麗な色彩のほんわか美術館といった感じ。

まず、祭壇を拝ませていただき、

これ。
見て〜〜。

天井絵、極彩色じゃなくて
ほんわかした色ですごくきれい。

カメラが広角じゃなかったので、何枚かに分かれてしまったけど

もう最高。
スマホでもこんな感じ。

今日はこの天井絵が見れただけで大満足。

津山市内にも、88ヶ所霊場にも、格天井に天井絵があるらしいので、ぜひ見てみたいと思っている。
こういうの大好き。

建物が重なり合っている様子も素敵だな

絵馬も奉納されていた。

この色も優しい。

ご朱印をいただきました。

ご朱印も素敵。

そして
お大師さま
空海を大河ドラマにという、取り組みがあるらしいので、署名させていただきました。

実現しますように。

帰り坂を降りたところで

お地蔵さまにご挨拶をして。

天竺山 圓明院 興禅寺
美咲町錦織172。

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