3時間目 〜サプリメントについて〜

今回はサプリメントについてお話をしていこうと思います。

まず、第一に頭に入れておいて欲しい事があります。

それは、栄養素は基本的に固形物から摂取する事を最優先にする。

そして、サプリメントから栄養素を摂取することに依存しない。

サプリメント(supplement)はその文字通り、「補う」という意味があります。
食事において足りていない栄養の補給、美容・健康維持に必要な栄養や成分を「補う」ものがサプリメントです。

ですから、食事からの栄養摂取を疎かにして、サプリメントに頼るような生活を送るは望ましくないです。あくまで、補助的存在 だということを知っておいてください。

ですが、今からお伝えする理由から、不足しがちな栄養素を効率よく摂取するサポートとして、食生活のアンバランスを整える為にサプリメントの摂取が必然だと考えます。

もちろん過剰摂取は良くないので、しっかりと用量を守りながらの摂取をしてください。

では、早速お伝えさせていただこうと思います。


1. 農法の変化 

化学肥料や農薬の使用、ハウス栽培などの要因により、野菜や果物の栄養量は60 年前と比較して50%以下に減少しています。 また、野菜は特に収穫する季節によって栄養量が変化し、旬に比べて栄養素は大幅 に少なくなります。

有機農法は土の中に住む菌類・細菌・微生物・などの力を利用して野菜を栽培します。土の中の菌類などは動植物の死骸や糞など様々なものを分解し、植物の成長にとって必要な肥料に変える役割をします。堆肥を使った有機農法では土中の菌類などが堆肥を分解し、その結果できたミネラル類や微量成分が野菜に吸収されるため、美味しく栄養が豊富な野菜が出来上がります。

2. 食の欧米化

 戦後、日本では食の欧米化とともに、外食産業は目覚ましい発展を遂げました。肉 料理や揚げ物料理、加工食品や精製食品が食事の大半を占める一方で、微量栄養素 であるビタミンやミネラルの摂取が絶対的に欠乏しています。加熱による調理で は、食物酵素もそのほとんどが失われています。

「国民健康・栄養調査」に基づいて年齢階層別の魚介類摂取量をみてみると、若い 層ほど摂取量が少なく、特に40代以下の世代の摂取量は50代以上の世代と比べて 顕著に少なくなっています。ただし、近年では、50~60代の摂取量も減少傾向に あります。


3. 流通・冷蔵技術の発達 

昔、野菜は畑から採ってすぐに八百屋さんの店頭に並び、その日のうちに食卓に上 がりました。現在では、畑から収穫された野菜はトラックに積み込まれ、複雑な流 通経路をたどって、まず倉庫に入れられます。時には価格安定のために、長時間倉 庫で保管される場合もあります。 そして購入後も冷蔵庫などで数日間保管され、食卓に上がります。ビタミン・ミネ ラルには安定性の悪いものが多く、時間の経過や衝撃で急激に失われていきます。 泥つき野菜に含まれる泥のミネラル分が乾燥と栄養の劣化を防いでいますが、泥を 洗い、きれいにして店頭に並べられる今日、野菜から水溶性ビタミン、ミネラルが 失われてしまいます。


4. 調理による栄養素の損出 

ビタミンCやビタミンB群などは調理の過程でも失われていきます。 例えば、ほうれん草を水に5分間さらすことでビタミンCが20%失われます。 その後1分茹でると更に26%失われ、カロテンも加熱により10~25%失われてしま います。

5. フリーラジカルの増大 

煙草、アルコール飲料、薬品、電磁波、化学物質、大気汚染、放射線などによって 体内に発生するフリーラジカルは体内のあらゆる細胞を絶えず攻撃しているため、 抗酸化作用の高いビタミンやミネラル、その他の栄養素を十分に摂取する必要があ ります。


6. ストレスの増大 

社会的・精神的ストレス要因の増加により、抗ストレスホルモンが大量に作られ、 ビタミンやミネラルを過度に消耗します。
【形状】 同一成分で異なった形状のサプリメントも多数あり、それぞれの形状の特徴を知っ ておくことは賢いサプリメント選択の基本のひとつです。 一般的に、タブレットよりカプセルのサプリメントの方が吸収率は高いといえま す。カプセルのものは基本的に原材料だけの粉末なので、充填剤や成型のための結 合剤などが使われている粒状のものに比べ吸収率がいいのは当然といえます。


以上のことから、自分が普段の生活で明らかに栄養素が足りていないのであれば、サプリメントを取り入れるのは大いにありだと思います。

ですが、足りていないと感じるのであれば、まずは普段の食事を見直すことからはじめてください。

今回も読んでいただきありがとうございました。



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