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コーチングを笑われた会社でコーチングマインドを広げる物語【#01 コーチングを笑われた話】

昨日の夜、奥さんを蒲田駅まで迎えに行った時、2人の警官が改札から出てくる人をずっと見つめていました。ちょうど奥さんの横の改札を通った男に近寄り任意聴取を始めました。男は警官の聴取を素直に受け入れ、カバンをあけたり、問いかけに丁寧に答えていました。
それをみた奥さんは「駅で任意聴取しないといけない蒲田ってどんな街!?」と怒っているのをみて、"きょとん"とした私です。
「俺も自宅の前で2回任意聴取受けたことあるよ」は、完全に火に油を注ぎました。

もう引っ越しも近いかもしれません。

イメージ:声をかけに向かう警察官


どうも、たけです。
私は今、社内向けの企画部門に勤めながら、コーチとして活動してます。

さて「コーチングを笑われた会社でコーチングマインドを広げる物語」を始めます。現在取り組み始めた会社内でコーチングマインドを広げる物語です。

#01 コーチングを笑われた話 です。

・コーチングというと周りに嫌煙される
・会社でコーチングを理解してもらえない
・でもコーチングマインドを広げたい

など悩まれている方々に届くと幸いです。

#01 コーチングを笑われた話

4月某日
私は午後にある部内会議に向けて資料作りをしていた。毎年決まってこの時期に個人のスキルアップ目標を立てて、みんなの前で発表する会議がある。

私のスキルアップ目標は決めてある。「コーチングスキルを身につけること」だ。通うスクールもおおよそ決めている。

あとは部内会議で報告すれば、コーチングの勉強を始めるはずだった・・・。

イメージ:部内会議


コーチングを学ぶきっかけ

私は数年前に転職して、今の会社に入りました。前職は外資系コンサル。能力があれば評価され、出世もしていく。その逆も然りのいわば”弱肉強食”の世界。

一方、今の会社は例えるなら「THE 昔ながらの日本企業」。上からの指示には「YES or はい」が基本。自分の意見を言おうものなら炎上し、フロアにはその火の粉が飛ぶこともしばしば。

そのため、自分の意見を上司にぶつけるより、言われた通りの仕事をこなせば良いと考えている人が多いように感じていた。みんな自分の意見を持っているのに、どこかに隠して仕事をしているように私には見えた。

イメージ:自分の意見を隠す


転職して1年間、私はこの状況「上司が悪い」と思っていた。可能な限り上司に働きかけも行なったが何も変わらない。
「そうかこれは風土か、外様の自分にできることなんてないかな」とも思い始めていた。

ふと「周りが変わらないのは、上司のせい!」と言っている、自分が急に嫌になった。何がきっかけだったか、今となっては思い出せない。

ただただ、周りのせいにしている自分が嫌になった。
一風堂のラーメンを食べながら、強く願いが出たことだけは覚えている。

その後、どうすれば自分の力で変えられるのか、調べに調べた。


たまたまTwitterでフォローしていた、こばかなさんのTwitterが目に入った。
THE COACH Academyという会社が目にとまり、コーチングに興味を持つようになった。


「もしかしたらコーチングが周りを変えるきっかけにできるかもしれない」

そう思った私は、今年のスキルアップ目標に「コーチング」を掲げることをkめた。

(年間20回は行っていた推しのライブも行けなくなり、金銭的にも時間的にも空きそうな予感があった)

イメージ:ライブ風景

コーチングをやると言った時の会社内でのリアクション

うちの部門では年度始めに、個人のスキルアップ目標を発表することになっている。

部門の性質上ここ数年は、決まったスキルいずれかを選ぶ状態が続いていた。
・プレゼンテーション
・パワーポイント
・ファシリテーション

若手メンバーから順に報告。皆いずれかをチョイスし、当たり障りのないよう前年の資料を更新して報告。管理職も「そうだな、そのスキル、今年も向上させような」とご満悦。

私の発表は一番最後。
作ってきた資料を投影し、「コーチング」を学びたいことを説明していった

(説明内容)
・スキルアップ目標は、コーチングスキルを身につけること
・うちの部門は色々な人を巻き込んで仕事をする。その時、ティーチングだけでは不安
・ティーチングは自分の経験、知っていることは教えられる。ただ、私が知っていること以上を相手に求める時には少し違うやり方が必要
・コーチングは相手にフォーカスして、能力を引き出せるはず。うまく活用できれば、部門にも会社の成長にも寄与できる
・最後に皆さんに相談したい。コーチングを学ぶ時に、練習相手が必要であるため、その時は部内の皆さんに協力してほしい

パワポ4枚の資料の説明を終え、私は満足感に浸っていた。

(私の心の中)
よし、準備したとおり説明できたぞ。最後の練習相手募集は今のうちに言っておけば部内で動きやすくなるし、我ながら最後差し込んでよかった。
予想通り、みんなポカンとしているけど、それはここ数年出たことがないスキルアップの内容で理解するのに時間がかかっているだけだ・・・。

イメージ:心の中でのガッツポーズ

残すは質疑応答。前のメンバーが巻いていたこともあり、私にかけられる時間は十分残されていた。

そして、私の心にで出たガッツポーズは、部長の一言で吹き飛ばされる。



部長 :なんだ、私のティーチングが悪いということか?
たけ :えっ?
部長 :今の説明だと「今の環境のティーチングが悪いから、コーチングやります」と聞こえたんだが
たけ :そうではないです。私自身の課題として、ティーチングだけでは不安だと感じました。なのでコーチングスキルを身につけたいということです。
部長 :ティーチングとコーチングの違いをもっと論理的に説明してくれ
たけ :ティーチングとコーチングの違いは・・(中略)・・です。
部長 :だから私たちのやり方が悪いと言っているよね
たけ :全く言ってないです。ティーチングとコーチングの違いをスキルを身につけた上で実践してみたいです

部長 :あと「練習相手を募集したい」とあるけど、部のみんな協力してくれるか(参加しているメンバーを見渡す)
メンバー:・・・。(みな無言のまま、下を向く)
部長 :いないようだね・・・。そしたら私がコーチング受けるよ(半笑い)
たけ :本当ですか、ありがとうございます
部長 :ただし、コーチングされたらその分「倍返し」するから。ちゃんと覚悟しておけよ、はっはっはっ・・・。
メンバー:(失笑)
たけ :え・・・。


この質疑応答中、心の中で
「だから・・・自分のティーチングだけではだめなんだ・・・!!!これだから△■★○X○・・・(もう言葉になっていない)」

とずっと叫んでました

結局、スキルアップ目標で掲げた「コーチングスキルの習得」は、部内で笑われながら承認されたのでした。


次回予告

#02 コーチングスクールを選ぶ決め手になった話
です。


私は「徹底的に自分のことだけを考える」コーチングを行っております。
興味がある方は下記noteをご確認ください!


それでは、またお会いしましょう。

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